月曜日、前々からの約束で、高校時代の同級生にあたる石原真弓ちゃんと、ゆっくりランチしました。 真弓ちゃんは、英語に関する本をたくさん出版したり、スピーチコンテストの審査員をしたり、英会話の分野で幅広く活躍中! 在学中はお話したことがなかったけれど、同窓会総会のための幹事会で再会し、お互いの著書を読んだり、メールでやりとりするうちに意気投合しました。 たくさんのご著書の中から、息子と私にいただいた2冊をご紹介します。 英語が好きな長男が、色々と眺めていました。 カラーで読みやすく(日常生活にまつわる具体的な英語表現がいっぱい)、実践できるように別冊のダイアリーが付いています。 私にいただいたこれも、 すごくいいです! 厚みのある本で、2枚目の写真は裏表紙の帯に出ていたフレーズ。 なじみ深い! 真弓ちゃんが得意な日常会話の分野ということもあって、本当にすぐに使えそうな会話文が場面別にわかりやすく書かれています。付属のCDもおすすめで、真弓ちゃんの春風のような美声と、美しい発音が聴けます♪ 何年か前に、同級生の間で、真弓ちゃんが英語の本を何冊も出しているという話を聞き、お名前を検索させてもらったら、華やかな真弓ちゃんのお写真と、本当にたくさんの本の情報が出てきてびっくりしました。 実物も美人で、気品や思いやりに満ちた素敵な女性。お世辞ではなく「エレガント」という言葉がぴったり。 かと言って気取ったところはなく、回転良く、ユーモアやパッション溢れる話しぶりに、ますます大好きになりました(笑) 彼女の興味深いところは、いわゆる進学校の普通科ではなく、デザイナーを夢見て入学した家政科の授業で英語のおもしろさに目覚めたこと。 英語のK先生(日本人の女の先生)の発音の素晴らしさに感動したり(K先生の発音は、2ヶ月に一度やってくるネイティブの先生と遜色ないくらい素晴らしかったそう)、授業では、ビートルズの音楽を聴くこともあったそう。 普通科に属していた私にとって、高校時代の英語と言えば、頻繁な小テストや一斉テスト、「構文150」の暗記、長文読解、文法、という感じで、楽しいはずの英語の世界が(教科としてはいちばん好きだったのに)、あんまりおもしろくなかった。 自己推薦で早めに大学が決まった後、英語の先生のところに行って「楽しみのための英語を読みたい」とテキストを紹介してもらったくらい、受験英語漬けの日々を残念に思っていました。 今回、真弓ちゃんのお話から当時の家政科の英語の授業について初めて知り、「そんなに楽しいことをやってたんだ!」と驚いたくらい。 普通科の英語の授業には、ネイティブの先生は来てくれなかったし、英語の音楽を聴くこともなかった。熱心な先生たちのことは大好きだったけど、どこか追い立てられるように「受験に出る英語」を詰め込んでいたように思う。 偏差値教育の弊害がささやかれる中、真弓ちゃんが普通科ではなく家政科を経て、留学したり、さらには現在のように英語の分野で目覚ましい活躍をしていることを、とても痛快に思う。 真弓ちゃんにはそんなつもりはなくても、英語ばかりではなく、日本の教育全体に対して、何か大切なことを教えてくれるように感じます。 憧れの英語の先生について、真弓ちゃんが話してくれた場面は感動しました。 一人の女子高生に、人生を変えるような感動や衝撃を与えるって、大人としてすごいこと。受け取った真弓ちゃんの感受性の瑞々しさも素晴らしい。 青春期の強い感動や憧れ、「楽しい」「そうなりたい」と思う気持ち、好奇心、向上心が進路を決めるきっかけとなったわけで、一人の友達の歩み方としてもいいなあと思うし、今後息子たちの進路を見守る上でもとても参考になる。 インターネットもない時代、名古屋国際センターにまで足を運んでアメリカの留学情報を得たり、親に理解してもらうために資料を集めたり、資金のためにバイトをしたり、現在の華やかな真弓ちゃんからは想像もつかない努力を重ね、いざ渡ったアメリカでの日々(そもそもアメリカにたどり着くまで)も、冒険記を聴かせてもらうようで、追体験しながら何度も涙が出た。 まっすぐで熱い思い、引っこみがつかなくなって意地になるような思い、自分の中で自分のレベル(理想)を高く持つことなどなど、青春期の自分と重なる心境も多く、思いの強さって大切だなあと改めて思った。 道を切り拓くのは自分でも、助けてくれた方々のご恩や感謝、つながっていく出会いやご縁・・・。 願えば叶う、求めればこたえがやってくる、ここぞという時には自分の直感を大切にする、そういう話も全く同感だった。 英語のテキストをいくつも出版できるのは、真弓ちゃん自身の根底にクリエイティブな視点があるからこそだと思う。 既存の英語教育への疑問や発明家精神とも言える感性や創造性の豊かさ、何よりも、真弓ちゃん自身が「楽しい」と思っているのが伝わってくる。英語や英会話を難解に思うのではなく、「楽しいと思ってほしい」という読者や生徒さんへのサービス精神も伝わってくる。 私は美女なのに男前の女性が好き。 真弓ちゃんはまさにそんなタイプ。 高校生の頃の彼女の印象のまま、意志を持った強い目、わくわくした気持ちで存在そのものがキラキラ輝き、女性ならではの優美さが加わった今・・・ 充実した人生を送ってきて、今後も充実して過ごしていく姿が想像できる。 彼女はとても自立している。 凛としている。 魅惑的な宝石のような、いい香りの香水のような、そういう女性を想像してじっくり会ってみたら、やっぱりそういう女性でした(同時に、お転婆な感じもとってもいいです!笑) 同じ高校での出会いを、ありがたく思います。
by hihararara
| 2015-03-20 08:03
| 感動
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