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中学入学式前夜

 

(昨日の深夜にUPした、一つ前の大竹投手の記事もよかったらご覧ください)

 

先週、眼医者に長男と行った時に、彼がふと、希望に満ちた声で言った。

「あー、入学式、オレ、一番に教室に入りたい」

それは唐突で、けっこう大きな声だったので、すぐそばにいた、知らないおばあさんまでが、ニコニコと長男の顔を見た。

私が、

「一番じゃなかったら?」

と聞いたら、彼は迷わず、

「先に来てた子と友達になる!」

と答えた。

私は、「一番じゃなかったら?」・・・「くやしい!」とか出てくるかと思ったので、「先に来てる子と友達になる」という答えを新鮮に思った。

それは、100点満点の答えだ。

入学式当日、ウキウキと落ち着かなくて、思わず早く学校に来てしまった子と息子の姿を想像する。

朝の教室に、まだ不慣れな学生服を着た男子二人。そう、なぜだか、早く来てしまうのは女子より男子が似合う(笑)

同じようなにおいのする彼との、新しい友情の始まり・・・

「それが同じ小学校の子だったらどうしよう?」という声も出たので、「そうしたら、もっと仲良くなればいいじゃん」と答えた。

私は長男の、そういう前向きな素直さが好きだ。

色々とふがいない面も多く、この春休みは小学校1年生から6年生までの漢字ドリルを振り返ってみたら間違いだらけで途方に暮れたけど・・・それでも彼にはいいところがいっぱいある。

我が子がどうとかよりも、12歳頃の子供たちの、まっすぐな心をとても素敵に思う。

 

明日が入学式で、息子よりも私の方が落ち着かず、例えば、昨日今日の暖かいよりは暑いような日に、息子たちは、すでに半そで半ズボンで過ごしている。

幼い頃から裸族で(ブログの長い読者さんはご存知の通り)、暑がりでいつも動きやすいダラダラした服を好んだし着せてきたけれど、初めて規定の学生服を着るようになる。

黒や白の世界に息子は慣れていけるのだろうか?

規律を守ることを学ぶ期間と思えばいいけれど、「暑いのにどうして長袖を着ていかなくてはならないのか?」と問われたら「そういうものだから従いなさい」と私はうまく言えなさそう。

「そうだよね、日本ってバカらしいよね」って言ってしまいそう。

自分自身もめいっぱい反抗しながら過ごしてきたから・・・

 

でもここは、黙って見守らなくてはならない。

いいことも、悪いことも、私が知ったように子供に先回りして伝えるのではなく、子供が自分で感じとっていくことだから・・・

 

お守りのように、小山田咲子さんのエッセイの中の言葉をここに記しておく。

<いくら彼女が大袈裟に見えてもこれからの方がもっと大変よと言うのは、ただの脅しだ。年上の人間が年下の人間に、ただ「知らない」という理由だけで自分がちょっと垣間見た世の中の複雑さやつらさを見せようとするのは罪だと思う。>

 

美味しいから食べてごらん。

美味しくないからやめておきなさい。

ではなく、

まず食べてみて・・・ってことかな?

これまでの育児でも、「おもしろかった?」って聞くのではなく「どうだった?」って聞くことを心がけてきたけど、ついつい顔に出ちゃう私だけど、ひたすら前向きな長男を尊重し、むしろ、長男に助けてもらいながら、新しい中学生活、親子でがんばろうと思います。

子供に変に同化することなくやってきたのに、中学入学=社会ってものを痛切に感じる面があるからモヤモヤしちゃうんだと思う。

 

がんばれ息子!!

がんばれ、新中学生!!

(あなたも私も、すべてのみなさまの新生活に幸多きことを祈ります☆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
by hihararara | 2014-04-03 07:04 | 中学校
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