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田原の講演レジュメ(現在のまとめ)

 

「まーちゃんは、がれき問題になぜ熱くなってるんだろう?」と思っている人もいると思うので、これまでのまとめ的に・・・(前回分の情報もご覧ください)

 

講演レジュメの前に、このニュース。

「県外処理、百数十万トンに=震災がれき、当初想定の半分以下−宮城県」

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012051900168&fb_source=message

 

大村知事が、焦って(異常な性急さで)ものごとを進めているのは、被災地のために、ではなく、がれきがなくなる前に、ではないのか?

昨日、知り合いの県会議員の県政報告会が豊橋であり、その場に大村知事も来たそうです。

私も参加したかったけど、夫が留守で子守りの関係で断念(その後の二次会は行ってきたけど)。

大村知事は今や県民の声を聞いてくれないけれど、会いたかったです。

 

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私が、がれきの広域処理に反対するのは、色んな理由があるけれど、私の考えが集約されているような言葉を抜粋。

 

☆ドイツ放射線防護協会

<放射線汚染された食品やゴミを汚染されていないものと混ぜて「安全である」として通用させることを禁止する国際的な合意がある。日本の官庁は希釈禁止に抵触している>

 

☆静岡で放射能測定室をチェルノブイリ事故後に開設し、昨年再開した馬場利子さんの言葉(FBより。2月に豊橋に講演会に来てくださった方です)。

<放射能や有害化学物質を焼却処理したり、排出した地域から拡散させることは、環境を汚染し、命あるものを危険にさらすことになります。被災地支援は生命の安全を守ることを度外視して行うべきものではないと思います。

政治が第一になすべき事は、国民、県民、市民の健康を守ることだと私は思います。>

 

☆コロンビア大学勤務の日本人医師(FB友達)の文章の一部。

<世界で日本が孤立している事実がある。世界の人々は日本が勝手に基準を変えた根拠を理解できないでいる。>

 

講演レジュメ・・・いつも通り、原稿私、オメカシなぶちゃん♪

田原の講演レジュメ(現在のまとめ)_c0189426_06273810.jpg


 

PDFはこちらから・・・

http://nabeho.com/inomira/120515_masayo_tahara.pdf

 

例えばこんな感じ・・・今回は、初歩的な知識も、ということだったので、私なりにわかりやすい説明をあちこちから集めてまとめました。

 

<放射能に関する基礎知識>

福島第一原発事故は収束していない。今も大量の放射能が毎時億単位(ベクレル)で放出され続けている。

 

放射能とは・・・「放射線」を出す能力。<放射能は、細胞分裂で重要なDNAや染色体を傷つける>

子どもは大人よりも感受性が強い。女性は男性よりも感受性が強い。

 

放射線と放射性物質の違い

放射線→人の体をすり抜けていく不思議な光のようなもの。その時にかすかに人体を傷つける。一度にたくさん浴びたりすると、小さな傷も治らなくなり、それがもとで重い病気にかかることがある。

単位:シーベルト、マイクロシーベルト。使われ方:空間線量など。

 

放射性物質→放射線を発する目に見えない花粉の粒々のようなもの。

呼吸で肺に入れてしまうことでの体内被曝、食事での内部被曝。

単位:ベクレル(Bq)。例:100Bq/kg → 「その食べ物(土壌、がれき)1kg中には、1秒間に100回放射線を出すだけの放射性物質が含まれている」という意味。

☆内部被曝は外部被曝と違い、体内に残り、ベータ線やアルファ線の影響を受けるので危険。

(参考資料:「世界一わかりやすい放射能の本当の話 子どもを守る編」等)

 

レジュメと一緒にお配りした「なんで?どうして?広域処理」チラシ。豊橋いのちと未来を守る会のなぶちゃんとYさんが、一生懸命取材してまとめてくれたもの。

これは、上記馬場さんがHPに載せてくださっていた画像より・・・

 

田原の講演レジュメ(現在のまとめ)_c0189426_06273991.jpg


 

田原の講演レジュメ(現在のまとめ)_c0189426_06273983.jpg


 

PDFはこちら・・・

http://nabeho.com/inomira/wdynwrp.pdf

 

私は放射能の専門家ではなく、私の役目は、私というフィルターを通して、放射能の問題について「伝える」ところにあると思っています。
情報があふれている今、何が正しいのかわかりにくい中で、例えば、京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが、新刊(『騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実』)で言うように、「何ベクレル以上が危険で何ベクレル以下が安全というのは、わからない」「放射能に関しては、大丈夫という言葉を使わないでください。放射能に被曝をするということは、どんなに微量であってもそれなりの危険はあります。ですから大丈夫ということはありえないのです」

こういうことだと思う。

 

放射能に関しては、「わからないから大丈夫だろう、ではなく、わからないから慎重に」という姿勢を貫くべきだと思っています。

 

教えてもらったニュース(YouTube)。

「岩手・山田町から静岡・島田市へ向けてがれきが運び出される(12/05/18)」

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=yHHbsLtBdz8&feature=youtu.be&a=&nomobile=1

前回分でも書いてあるけど、空間線量、しかもこんな検査(コンテナの外、離れた場所)では安全性は全く実証できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
by hihararara | 2012-05-19 06:05 | 豊橋 いのちと未来を守る会
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