誕生日はいくつになっても、うれしい楽しい。 小さい頃はどんどん大きくなるのがうれしかったし、大きくなってからは「無事に○○歳になれてありがとう」って思う。 2012年の2月4日、続々と届くメッセージに、大げさではなく泣きそうになりながら、のんびり過ごしていた午前。 ピンポーンとチャイムがなり、宅急便のお届け。 クロネコヤマトの大好きなおばさん(そのひとが昨年ふと「あの時お菓子をくれた子がこんなに大きくなって」と言ってくれたことで、私が人生最大にたいへんだと思っていた幼い兄弟抱えてふうふうの日々を記憶してくれていたことを知った)が、ニコニコと「寒いね~」と言うので、「でも今日から立春、今日私、誕生日なんです」と告白。「何歳になった?」等々話をしたあと、荷物を抱えて部屋へ・・・ 送り主は、市内のデザイナー女性さん。 友達と呼ぶにはおこがましいような気がするけど、映画祭を通じて知り合った、大好きで尊敬してるミサさん。 思いがけない贈り物にかなりびっくりしながら開けてみると、中から写真立てと、クッキーが出てきた。 写真立てには、写真が決まったらポイしちゃってね!と添えて、ミサさん自ら私をイメージしてチクチクつくってくれたという羊の毛の作品。 ミサさんにとってはサラリとつくってくれたであろうものを、公開して申し訳ないけど、私はこのプレゼントが本当に本当にうれしくて、泣いちゃって、記録したくて書かせてもらっています。 このクッキーも、本当に素晴らしいものなのだ。 ミサさんがよく行く伊勢神宮の近くのモナリザというカフェの「サトナカ」というクッキー。 なんと、伊勢土産らしく、御神饌の塩・米・酒にちなんだクッキー。 神様からのお下がりのように、大切にいただくと、ひとつひとつちゃんと、塩味、お米のつぶつぶ、お酒の香りが感じられる。パッケージも含め、すっごいハイセンス!! さらに、ミサさんが水色のラッピングペーパーに書き添えてくれてあった 、ルミ・ド・グールモンの詩にも感動。 ここに書き写そうかと思ったけれど、それはミサさんと私の秘密のメッセージということで内緒にします。 その詩人のことは恥ずかしながら知らなかったけど、ネットで調べると、美と淫の境界の人とのこと。そして、私はその詩から、とてもプリミティブなイメージを受けました。 そういう、生きものや女としての力強さみたいなものを、ミサさんが私に感じてくれたり、私に届けようとしてくれること、その想い自体がうれしくてうれしくて、写真立ても作品もクッキーも詩も、誕生日当日に届けてくれたということもすべて含めて、半ば放心するくらいの感動に包まれ、誕生日のよろこびの、半分くらいを占めてくれた。午前の段階にして、もうおなかいっぱい、ありがとう、というくらいの幸福感だった。 さっそく、それを期待する人じゃないとわかりながら、同じ2月の誕生日のミサさんへ向けてのプレゼントをあれこれ考え(ハイセンスなお方への贈り物は難しいし、だからこそ考えるのが楽しい)、さっそく発注した。 *********** 午後、子供たちと、私が好きなケーキ屋さんベルカントへ。 3時のおやつにいただきました。 コーヒーは、新婚旅行でケニアに行ってる(行ってた)Yくんが、結婚式の前日飼っているメダカを我が家に預けに来て(最初は奥様のウサギの予定だった)、その時にくれた偶然「ケニア」コーヒー(笑) 静岡市の鳥仙珈琲という自家焙煎のお店。 このコーヒーがまた美味しかった。説明文読んで、マサイ族に想いを馳せつつ、彼らが目にしているケニアの風景を想像。これまた、幸せな贈り物をいただいた気分だった。 とまあ、そんな感じの幸せな一日だった。大好きな人たちからまんべんなくメッセージをいただいた。 日中ふとツイッターに書き込んだ気持ち。 <一本一本、薔薇の花をいただいて、それが次第に大きな花束へとふくらんでいくような一日。> 24時まで欲張りに起き切って、名残惜しい誕生日は過ぎました。 眠るときには100本の花束を抱えているような気持ちでした。 39歳。これまでの出会いに感謝。 2年前の私はまだステロイドを飲んでいました。今、飲むべき薬がないことに感謝。 長い最後に、誕生日の息子たちの名言。 長男篇・・・ 夫と私が意見の食い違いで少々議論していたところ(確かその会話は「酵素」から始まった)、長男が言いました。「オヤジはお母さんのブレーカー」だね。 うまいこと言う。意見が合わないことを悲しく思うことも多いけれど、「私の暴走を夫がブレーカー落として止めてくれるおかげで、破綻せずに済んでる」と謙虚に思うことにします。子供の指摘は強い!! 次男篇・・・ 強気と弱気がすっごい落差で混じり合っている次男に向け「むーくんは、強い時と弱い時の差が100mくらいある」と言ったところ、「てめぇは、遊ぶ時と片づけする時の差が100mくらいあるだ!」 うまいこと言う(笑) しかし、次男よ、お母さんを「てめぇ」と呼ぶのはやめなさい。それ、始まるとしても思春期頃の予定だったけど、あなた色々早くないですか?(笑) というわけで、みなさま、ありがとうございました☆
by hihararara
| 2012-02-06 03:02
| 感動
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