映画「内部被ばくを生き抜く」

 

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informationに載せていた、鎌仲ひとみ監督の最新作「内部被ばくを生き抜く」を観に行ってきました。

情報まとめてあるのはこちら・・・

http://www.l-t-m.net/blog/information/221

我らが「なぶちゃん」のトークも、すごく専門的でよかった!!

 

福島で生きていくことのたいへんさ。

誰もが避けられない内部被ばくの恐ろしさ。

放射能を甘く見ている人たちは、傲慢だと思う。

 

映画の言葉より・・・<放射線の影響はわからない。だからこそ、予防的に対処すべき。>

 

放射能の拡散ということがなければ、もっともっと、日本中のみんなが、被災地への支援に集中できるのに。

今は自分の地域(日本中のあちこち)でも放射能を防御しなければならない状況で、余計な労力を必要とさせられる事態が本当にくやしい。

 

 

映画の最後の肥田さんの言葉・・・

「人の命は自分で守るもの。他人に頼らず、自分で生きる努力をしましょう」

児玉さんの言葉・・・

「お母さん革命、お母さんの力。

『そういうことじゃ、ゆるさない』 誇りを持って進んでもらいたい」

 

*********

 

映画の前後、子どもが小さい2人のお母さんが、目の前で号泣した。

一人は私に会って、いっぱい泣いてくれた。

思い出すとまた泣けてくる。

映画の内容に加え、こんな日本になってしまったこと、日々の緊張、日々の(世の中の)悲しさ悔しさ、情けなさ・・・どうしたらいいんだろう、と様々な言葉にできない思いがごちゃごちゃになって溢れ出し、泣きたくなる気持ち、わかる。

うちは、子どもが10歳と8歳で、もちろんまだまだ心配だけれど、それでも自分の足でしっかり立っているから、子どもたちを独立した存在として見られる。

でも、子どもが小さくて、まだまだ保護が必要で、という状況で今を迎えていたら、ただでさえ育児がたいへんなのに、守るべきこと考えるべきことが多過ぎて、泣きたくなると思う。

会って3回目のかわいいかわいい友達が私の前で泣いてくれて、共感し、同じ思いで泣きながらも、うれしかった。

ふだん気を張っているお母さんたちが、思いっきり泣ける場所をつくりたいな。

また、そういう存在でありたい。

 

同時に、肥田先生がおっしゃる通り、日々生きるための努力を精一杯したいと思う。

映画で肥田先生が言っていた言葉にも重なるインタビュー記事の好きな部分。

 

<人間は6つのことしかできません。睡眠、食事、排泄、働く、遊ぶ、セックスです。この一つ一つに、健康に生きていくための法則がある。これは広島・長崎の被爆者を長生きさせるために、被爆者と一緒に研究し、実践してきたことで得た教訓です。誰にどんな影響がでるかわからないからこそ、免疫力を保持し、健康を守って生きるしかないのです。>

元は「SPA!」の記事。
http://nikkan-spa.jp/119088

 

昨年の10月に「豊橋いのちと未来を守る会」を発足したけれど、実は最初はかなりたいへんだった。考えること、整理することが多かった。

そして、今年の3月に、愛知県が瓦礫の受け入れを表明し、ふるさとの田原市が候補地となってしまってからは、動かざるを得ない気持ちでめいっぱいやってきた。

でも、どちらも、色んな人たちの動きが活発になってきて、自分としては少しスローダウンできるかな、という段階。地域のキーパーソンと信頼関係が築け、継続していけるという確信もあり・・・ここまでがたいへんだった。

というわけで、対外的な活動を続けつつ、私自身、身体が強くはないし、自分自身や子どもたちを改めてしっかりケアしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 
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# by hihararara | 2012-06-17 11:06 | for Japan

牡丹か薔薇

 

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先週、山に登った時、岩場で滑って右の太ももに痣ができた。

その時はたいしたことなかったけれど、翌日からみるみる赤紫になり、直径10センチほどの大きさ。
それが牡丹か薔薇みたいで、痛々しいけど気に入っている。

 

 

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こんな大きな痣は初めてだけど、5年前くらいに、庭(車を降りるタイミング)で夫婦喧嘩になって、夫の足を思いっきり踏んづけて走って逃げようとしたところで、ずっこけて、両膝と右ひじにやはり、牡丹か薔薇みたいな痣ができた。

その時は、痣の心配よりも、ひどい転び方だったので、歯が折れなくてよかったと思った。

今ではそこまで派手な夫婦喧嘩はしなくなった。

お互いやり過ごし方を覚えたという感じ。

私たち夫婦は、子どもの前でもけっこうケンカをしてしまったのだけれど、子どもは子どもの方でとてもたくましくなった。

その、私が派手に転んだ時も、長男は恐がっているかと思ったらケラケラ笑っていて「大人であんな転び方する人初めて見た」と言っていた。

私も、大人になってあんな派手な転び方をするとは思ってなかった。

 

あれから5年の間に、私は思いがけない病気で入院も経験し、ステロイド治療をしていた半年間は這うように暮らし、その後、体力をつけようとランニングを始めた。

なので、今はあんな転び方(頭のイメージに身体が追いつかない)はしないと思う。

・・・と、そんなことを、このたびできた新しい痣で思い出していた。

 

先日会った岡本さん、私のことをこう書いていた。

「すげー珍獣!おもろい子だぜ!」」

 

今、家で、アマガエルが大きな声で鳴いた。びっくり!昨日次男が公園で捕まえてきたやつ。次男は今、水槽のそばで鳴き方を真似している(たぶんカエルの恰好をしているだろう)。

珍獣だらけ(笑)

 

 

 

 

 

 
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# by hihararara | 2012-06-16 13:06 | 生活

頭のいい猿

 

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以前に書いたことがある、田原市の岡本重明さんと初めて会った。

岡本さんは、農業生産法人の代表で、全国各地やアジアを飛び回っていて、文春新書から本を出していたり、「たけしのTVタックル」にも出て吠えているオヤジ。

存在は前から知っていたけれど、このたびの、田原市の震災がれき受け入れ問題でfacebookを通してつながり、結束している。

最初は正直パフォーマンスの人かと思っていたけれど、電話で話したり、著書を読ませていただいて、想像以上に頭のいい人だと知り、対面を楽しみにしていた。

 

目の前の岡本さんは、「頭のいい猿」だった。褒め言葉。

猿のような野性や本能を持ち、人間の知恵で土を耕し作物をつくり、国内も海外もフットワーク良く動け、同時に、iPhoneやiPadを使いこなして情報や国境のボーダーを超え、身体と頭脳を駆使して、世の中と対峙している。

原始からの土と文明の利器と、両方を使いこなしている新種を見るような思いだった。そして、今必要なのはこういう人ではないのか、と。

痛快だったのは、愛知県が、がれきの最終処分場候補地として挙げているトヨタ自動車田原工場は岡本さんの住んでいる地区内にあるということ。

つまり、岡本さんは、該当自治会の人だということ。

広域処理を押し進めようとする勢力にとって、愛知県(全国)でいちばん敵に回しちゃいけない男を敵に回してしまったようだね。

印象的だった言葉・・・「放射能は神の領域」「人類の無知」
私なりの解釈・・・放射能の影響は神様くらいの高くて悠久な視点じゃないとわからないもの。それをわかったように管理しようとするのは、人類の驕りであり無知。

岡本さんは、今回の問題よりずっとずっと前から世の中と戦ってきていて、ゴミ処理場の問題にも元々詳しい。

そういう流れがひたすらおもしろくて・・・。
(もうひとつ、待ち合わせの直前に岡本さんの親戚が亡くなり、慌ててバッタバッタ帰っていったのも、申し訳ないけどおもしろかった)

 

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こちらは、岡本さんの叔父さんがやってるお寿司屋さん。

子どもたちが通っている柔道場の隣で、入ってみたい場所だった(笑)

(ネットで検索しているのは葬式に必要な家紋!)

 

 

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絶品の穴子!!

 

 

 

 

 

 

 

途中オヤジたちと軽くエロ話になり、大将が「エイは船乗りたちにとっては、ダッチワイフの代わりになるんだって」と言うので、「ヌルヌルが気持ちいいから?」と即返したら、大将絶句していた。

こういう場合ふつうの女は「え~?」「どうして?」「やだ~」と言うのか?(笑)

岡本さんが「まさよの勝ちー!!」と言って笑っていた。

大将も「さすが、ふつうと違うな」と認めて?くれた。

あと私は「素直すぎる」から「すぐ妊娠する」らしい。そういうものなのか!?(笑)

 

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7月刊行予定の岡本さんの新作『田中八策』(でんちゅうはっさく)。

坂本龍馬の『船中八策』にかけた言葉らしい。

出版前のゲラをいただいてしまった。

彼が抱えてきた農村での苦労や孤独は、自分の父とも重なり、話を聞いていると涙が出てきた。

農の現場からしっかりした声を発することはとても重要だ。

岡本さんはFBで、田んぼから感じる今年の気候について心配している。

そんな風に、土の上から見たり感じたりすること、つまり現場の視点が、今の政治家や官僚には欠けているのではないか。

この本では、放射能の問題、TPPの問題に正面から取り組んでいる。

農について、日本中が考えるきっかけとなってほしい。

 

 

ところで、岡本さんに会う前にFBに書いたこと。

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<今から、野獣vs珍獣対談です。
こんなイメージで、巨大カピバラを転がしてきます!>

 

 

 

寿司屋の大将も田原の出身というわけで、半島民ならではの荒っぽい感覚で打ち解けることができてうれしかった。

こういうおっちゃんたち、小さい頃から相手してきたもん。得意!!

日本の状況、愛知の状況は厳しいけれど、強い味方いっぱいなので、楽しくがんばるよ~~♪

 

 

 

 

 

 
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# by hihararara | 2012-06-14 05:06 | 地域

Gloss Beauty @豊橋

 

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色々忙しくて記事にまとめるのが遅くなってしまったけど、5月9日に撮影してもらった100人フォトに加え、プロフィール&ビューティーフォト公開!

 

 

 

 

 

 

 

 

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きゃはーーー!!お恥ずかしい!!

最近のリアルな私を知ってるみなさまに向けては、ひたすらすみません!という気持ち。

 

写真を撮影してくれたカメラマンは、早川友和くん、ヘアメイクは、BIBIKOちゃん。ご夫妻で、Gloss Beautyを運営しています。テーマは、<輝くライフスタイルを すべての女性に>。

☆100人撮影というのは以前に書いたこちら・・・(間もなく100人達成とのこと!)http://www.l-t-m.net/blog01/?m=20120512

無料のプロジェクトですが、私はせっかく撮っていただくのならと、ビビちゃんにメイクをお願いし、プロフィールフォトなども撮ってもらおうと思ったのでした(そちらは有料です)。

結果、想像以上に楽しくて興味深い体験だった。

まず、ビビちゃんのメイク。ふだんアイメイクはアイシャドーくらいしかせず、マスカラ苦手、「つけまつげ」なんてとんでもない私は、見慣れない鏡の中の「自分」に最初は戸惑いました。ふだんの自分とかけ離れすぎたらどうしよう??と心配したのだけれど、それが、仕上がった写真となると、「ちょうどいい」、自分で言うのもなんだけど、「美しい」のです。まさにマジック☆

鏡に映る自分はバッチリメイクでいつもと違うのに、写真になると、確かにいつもの自分がいる、「私」という記号が絶妙のバランスで写し出されている、と思いました。

トモくんのご指導によるポージングも、ふだんやったことがないので不自然に思えるのだけれど、それが写真という形に切り取られると、あらあら不思議、とてもイイ!!ライトの当て方によっても雰囲気が変化し、写真というものの奥の深さを体験させてもらいました。

また、写真選びも、自分が「こう見られたい」というものと、プロの目から見た「こう見せるといい!」というものの違いを感じ、おもしろかった。自分にとってのコンプレックスも、大勢の女性たちを見ているトモくんやビビちゃんからしたら「個性」なわけで、私が私に生まれてきたことはどうしようもない事実であり、この顔を、この私を好きになって過ごしていきたいなあと思いました(二つ前の記事のウッチー氏の弁にも重なるね)。

 

撮影の翌日、ビビちゃんがくれたメッセージ・・・

<昨日は新たな昌代さん!が何通りも見れてすごく刺激になりました!!型にはまることなく昌代さんのいろんな女性の顔がみれてなんだか特した気分です!!!!!

年齢を重ねながらも、顔を濃くする!ということでなく、
一人一人自分のお顔の骨格を理解し、ポイント部分にカラーやラインを引く。目や唇、肌はその人の生き様を見れる気がしてならないんです。だから私はそんな部分を見る事が変な趣味?でして笑笑★
昌代さんの今!いろんな方達の目に映る昌代さん!という女性がそのまま写真に残せたのでは...と思います!

昨日はお疲れさまでした!!!>

それに対してお送りした返事の一部・・・

<なんといっても、トモくんとビビちゃんの人柄によって、スパークル(←スタジオ)の空間がとてもやさしいなあと感じました。
ビビちゃんが書いてくれた通りです。読んでてなんだか泣けたよ。女性バンザイ!だし、そういう女性の心強い応援団であるビビちゃんやトモくんすごいなあって思うよ。
若いのに、すべての女性を包み込む大きさがないと務まらないお仕事だよね。
本当に、濃いメイクではなくて、肌の部分はうっすら、でも、ビビちゃんのプロの目で補って綺麗にしてくれて、アイメイクはふだんやらない分(レイチンと同じで、マニキュアとかマスカラが気になってしまうタイプ)、最初はびっくりしたんだけど、写真になった時のちょうど良さというか、パーフェクトな感じに、本当に二人はプロだなあって思いました。>

 

派手&華やかに見られがちなトモくんとビビちゃんだけど、すごくやさしくて気配りしてくれて、撮影の数時間がとても心地よかった。綺麗にしてくれて綺麗に撮ってくれて本当にありがとう!という抱きつきたいような気持ちでした。

個人写真ばかりではなく、家族写真、結婚式写真等々色々やってらっしゃるので、色んな人に、Gloss Beautyを体験してもらいたいけれど、私がもしも、早くに彼らと出会えていたら、お願いしたかった写真をここに・・・

 

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これは、アラーキーの作品ですが、こういう母子ヌードを、授乳期間中に撮っておけばよかったなあと今思います。

私は自分のヌードにはまったく自信がないし、撮りたいとも思わなかったけど(お腹に傷が付く手術前に当時の恋人に記録として撮ってもらったことはあったけど)、まだ息子が赤ちゃんで、授乳中だった頃、お風呂に入る前に子どもを抱きかかえる自分の姿を見て、美しい、神々しいと思っていました。

体型や表面的な美醜ではなくて、乳でつながる頃の母子の、何ものにもじゃますることはできない本当の絆。

まるまるぷくぷくした赤ん坊は無垢で可愛らしくて未来への輝きに満ち、抱きかかえる母親の慈愛に満ちた心身、表情・・・。
それは私でなくても、子を持ったばかりの母はみんな究極的に美しいのだと思う。愛、輝き・・・

 

ついでに前々から紹介したかった川上未映子さんの、昨年の震災直後のエッセイを紹介。ここにも、裸の母子がいかに美しいかが書かれています。
すべての後に残るもの

 

今久々に見たら、川上さんも無事出産したんだね!予想通りの男の子だね!(同じにおい:笑)

 

つまりまあ、迷った末撮らなかった写真ほど脳裏に画像として残ってしまうもので(過去に横浜で見た台風一過の美し過ぎる夕陽など)、母子ヌードを撮っておいたらよかったなあ、トモくんビビちゃんに出会えていたら(私が授乳中の頃、二人はまだ結婚してなかったけど)お願いしただろうなと今回の撮影通して思いました。

迷ってる人いたら、今しか撮れない写真、色々、おすすめですよ☆

 

個人的には今回、39歳の今の自分を残せてよかったです。

20代の自分はまだ女であることに照れがあった。39歳の今、ようやく自分のどうしようもない女の部分を素直に愛せる。人生の折り返しでもあり、いい記念になりました。

トモくん、ビビちゃん、ありがとうね♡

 

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ビビちゃんが送ってくれた撮影オフショット。

こんな心づかいもすべて温かいGloss Beautyなのです☆

 

 

 

 

 

 

 

 
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# by hihararara | 2012-06-12 12:06 | 地域

地球とつながる日 ~神ノ山~

 

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6月9日。

仲良しの村田さん(コルゲートハウス訪問の記事はこちら)に案内していただき、みのちゃん親子とともに、田原市の神石の山に登りました。タイトル「地球とつながる日」は村田さん発案。

前夜の予報では完全に雨で、朝も突風が吹き、現地で断念することも覚悟で向かったのに、驚くことにお天気がもってくれた。

言葉を重ねるよりも、せめて写真(最初の1枚と最後の2枚は村田さん撮影です)。写真では伝わり切らない自然の懐の深さ・・・

 

登る前、次男が、ちょっとしたことでヘソを曲げて、帰る~~!!と泣き喚いた。

その泣き方は尋常ではなく、今まで見たことのないような激しい泣き方だった。

私は、その山に神が潜むことを直感していたので、次男に何かが憑いていて神のもとへ近づくことが嫌なのかな?とすら思った。

山への恐れや畏れなのか、まるで邪気が噴出したかのような泣きっぷりに、ほとほとまいった。

でも、村田さんは、これまでにもたくさんの子どもたちの反応を見ているので、動じずにいてくれた。

村田さんの予想通り、少し登って最初のデッキでお昼ご飯を食べる頃には、落ち着いてきた。

その後は、休んだり、途中のツリーハウス(村田さん作)で遊んだり、パワーある巨石にお祈りしたりしながら、なんとかみんなで頂上へ。

なんと、みのちゃんは、2歳の次女ちゃんをほぼずっとおんぶしたまま登った。

頂上付近では、どう考えても、この眺めのために誰かがつくったとしか思われないスペースがあり、そこから眺めた海に、感動して、涙がじわじわ湧いてきた。

ジャスミンに似た花の香りが甘く漂っていて、夢のような空間だった。

大昔に生きた人たちも、この景色を眺めたんだろうなあと想像する感覚は、昨年夏出かけた、足摺岬の巨石群にも通じるところがあった。

http://hihararara.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-2349.html

 

上記の写真の途中に出てくる、ターザン調のサルのぬいぐるみ(双子)。これは、次男が弟として、ゴリラのぬいぐるみとともに、いつも一緒に寝て、どこかへ行く時は連れていくものなのだけど、実は、この後の山下りの途中で、次男が落とした。

 

次男は、ツリーハウスで再度遊びたくて、帰り道、先頭でさっささっさと降りて行った。

私はみのちゃんの長女ちゃんとゆっくり降りていた(その後方には村田さんと、次女ちゃんをおんぶするみのちゃん)。

私たちがツリーハウスに着くころ、一足早くくつろいでいるはずの次男が大泣き。「サルモンキーがない~~!!」

私は「だから、絶対にファスナーを閉じなくちゃダメって言ったじゃん」「いつもお母さんの言うことを聞かないからいけないんだ」と叱ったり、「サルは山に帰ったんだから大丈夫」となだめたりしつつ、「山で死んじゃう~~」と言って泣く次男相手に、やれやれ、面倒くさいことになったと思った。

登る前も泣いて、降りて来てからも泣くのか??

次男は泣きながらサルモンキーを探すために再び山を登り、私は、みのちゃんたちが降りてくるのを待って、もう一度登り直した。

ハッキリ言ってバテていた。

もう一度登るなんて冗談じゃないと思った。

次男に自業自得だとわからせるのも必要だと思うと同時に、ずっと大切にしていたことも知っているので、なんとか奇跡的に見つからないかな?と思った。

ばかみたいばかみたいと思いながら重い足で再び登りつつ、我ながら「母の執念」だと思った。

みのちゃんが、次女ちゃんをずっとおんぶした状態で登り続けたのも、子どもへの愛情と自分の好奇心だろうと思う。

私は、落ち葉が積もる茶色い山道で、茶色いサルモンキーがわかるはずない。ルートだって同じかどうかわからないし・・・と思いながら、いったいどこまで登り直すのだろう、頂上?と思って途方に暮れつつ、ある分岐点で直観的に左へ行った。そうしたら、道から少し外れたところに、サルモンキーが投げ出されるようにして、落ちているではないか!!

よかったーー!!と思ってサルモンキーを抱きかかえ(もう本当に魂がある子たちなのです)、山道を下り、どこからか、私の下にいて、泣き続けている次男に「あったよ~~!!」と伝えた。

山道の、私が上、次男は下の状態で、まだ姿が見えないまま大声で、「これから、お母さんの言うこと、ちゃんと聞ける?」「うん!」「いい子になれる?」「うん!」とやり合い、次男と再会。

全体的にもう、ぐしゃぐしゃであった。

 

ということもあって、私たち親子にとって(おそらくみのちゃん親子にとってもそれぞれの思いで)、すごく思い出深い山となった。

 

村田さんが言っていたこと。

都会では癒しきれないことが多過ぎる。街で暮らしていると、感情を出したくてもぶつかり合って吸収してくれない。森や自然は受けとめてくれる。

私は自然が当たり前で、海も山も森もすぐ近くで育ったけれど、うちの子どもたちは、意識して連れていかなくちゃと思った。

 

最初、山に登る前にギャーギャーに泣いたことを、次男は覚えていないくらいケロッとしていた。

帰りの親子での大声でのやりとりも、森が舞台だからこそ思いっきりできた。

 

すごくよかった。

 

ツリーハウスも、いつまでもいたい、と思うくらい心地よかった。

今これを書きながら追体験して泣けてくる。

なんとか言葉にしてみたけど、書き切れないくらい、素晴らしい体験でした。

ひそかにすべて全力だった。日常ではない場所に身を置き、全身を使って頂上を目指す。
途中アクセントとなっていたツリーハウスの不思議な体感も含め、一度だけ行った、養老天命反転地(作・荒川修作)のことも思い出した。

子どもたちも満足していた。

 

村田さん、みのちゃん、子どもたち、ありがとう。

 

☆みのちゃんの丁寧で繊細なブログ。同じ山を同じ時に登り、違う角度からまとめてもらっておもしろい(ユキちゃんも、めっちゃいい写真撮ってる)。それに、根底で感じた気持ち、書き切れない感動は一緒だと思う。

http://ameblo.jp/minomushi0926/entry-11275214736.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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# by hihararara | 2012-06-11 14:06 | 自然