「ほっ」と。キャンペーン

<   2016年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧

実家のお米と野菜・秋の風景少し


c0189426_19510666.jpg
c0189426_19512585.jpg
c0189426_19513888.jpg
c0189426_19514838.jpg
c0189426_19520029.jpg
c0189426_19521158.jpg
c0189426_19522313.jpg
c0189426_19524190.jpg
c0189426_19545128.jpg

c0189426_19525933.jpg
c0189426_19525311.jpg


昨日の写真ですが・・・

実家にお米をもらいに行ったら、野菜もいっぱい用意してくれていた。
野菜、今高いので、土(父母)の恵みのありがたさを実感!

お米は、コイン精米機で、もみから精米します。
30kgの米袋を、息子たちも抱えられるようになったのでうれしい。


その他の写真は、逗子の妹に見せたい実家付近の風景。
母が花を生けるので、花材用の極楽鳥(ストレリチア)なども育っています。


昨日は温室仕事に来てくれていた、昔から知ってるおばちゃんと話し、そのおばちゃんは、早くにダンナさんを亡くしてるんだけど(お子さんたちがまだ小学生頃)、そのたいへんさが実感できる年頃になったので、一緒にちょっと泣きました。


地べたに座ってお茶を飲む、ほっこり一服の時。
















[PR]
by hihararara | 2016-10-31 19:56 | ふるさと | Comments(0)

『red』出版から、10ヶ月。



c0189426_19424627.jpg




昨年12月に出版した『red』の件で、地元書店の豊川堂本店に行ってきました。
売れた冊数をお聞きして、豊川堂の各店で買ってくださったみなさまのお顔を想像して、とてもありがたく思いました。


大手出版社から出されるものと思えば、ページ数的に定価1,500円というのは高いようにも感じたけれど、自分が込めた想いや、作業や制作費的にその値段は落とせませんでした。


ネット販売も含めて、お買い求めくださった方、本当にありがとうございます。
出版不況の中、電子書籍も含めて、新しい可能性を追求しています。


今は、表には出さない本の原稿起こしや編集をやっていて(特別な願いからのご依頼を受けて)、なかなか自分の作品が書けずにいますが、次に出すのは『blue』の前に『あおいとり』の予定です。


長男の「中学生でも読める本を書いて!」という一言もあって(*知らない方へ・・・『red』はR18的な内容でしてw)、児童文学のような側面があります。親子にとって、どうしても残したい内容です。


『red』は引き続き、豊川堂各店、BASEにて販売しております。


よろしくお願いします。










[PR]
by hihararara | 2016-10-28 19:49 | 『red』 | Comments(0)

合唱コンクール~タコ焼き


【10月24日FB投稿分】

明日は中学の合唱コンクールで、長男のクラスメイトの男女が一人ずつ、我が家でさっきまで練習なのか打ち合わせなのか来てくれていた。

男の子も礼儀正しく挨拶してくれたけど、女の子の挨拶が大人の女性そのもので、女の子ってやっぱりすごいな!と思った(笑)


「レディーをちゃんとお送りしなさいよ」と男子2人に伝えてバイバイ!
あーー、かわいい♡ みんなかわいい♡♡
青春っていいな。


明日は、去年のように、タコ焼きを重箱につめていくらしい。
去年の50個が好評だったので、今年は100個!
4時に起きる予定だって。

相変わらず、勉強のためには起きないけど、弁当のためには起きる(笑)





                            【10月25日投稿分】


c0189426_21233450.jpg
c0189426_21235654.jpg
c0189426_21241612.jpg
c0189426_21245645.jpg

昨日のつづき♪

今日は長男の中学最後の合唱コンクールでした。
長男は実行委員を務めつつも、何よりがんばったのはタコ焼き作りで(笑)、
4時半に起きて、失敗分もあるので100個は無理だったけど、86個持って行ったらしい。
(写真の最初の2枚は私の撮影で、後の2枚は長男撮影分)
タコ焼きソース、青のりと鰹節、からしマヨネーズ、爪楊枝持参で・・・


帰って来て、どうだった?って聞いたら、
「開けた途端になくなった!」くらい好評だったようで、
重箱の一段目が終わる頃に、去年も同様にタコ焼きを食べた親友くんが「あー、今年もあっけなく終わっちゃうな~」とつぶやいたところで、二段目をどーん!(笑)
たくさんの男子が食べてくれたそうです。
仲間の期待が育てている長男の料理の腕(笑)


合唱の方は、賞には入らなかったけど、いきものがかりの「YELL」をそれなりに歌い上げました。
中1の頃は、男子の声が、声変わりしてる子としてない子と入り混じってまだまだかわいらしかったのに、中3になると、しっかり男声合唱になります。

3年間って、あっという間。

いろいろ行事が終わっていくなあ~
来年は次男が中1として歌うなんて!

長男も次男も最終学年なので、しっかり堪能していこうと思います。

















[PR]
by hihararara | 2016-10-25 21:26 | 中学校 | Comments(0)

次男のバスケの大会



【10月23日 FB投稿分】

c0189426_11001946.jpg
c0189426_11003586.jpg
c0189426_11004466.jpg


昨夜の放射能のお話会にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
メッセージのご返事はまた改めてお送りします!


次へ次へ、みたいな日々ですが、今日は次男たちのバスケの市内大会(昨日今日で小学生の球技大会)の決勝トーナメント戦へ行ってきました。
昨日の予選リーグで3戦3勝して進めた今日。

次男はスタメンではないけど、たくさんの仲間の中でユニフォームをもらえて、ベンチに座らせてもらいました。昨日の予選では出場も・・・


今日に進めたとしても、別のリーグから勝ち進んで来て当たるのが、「練習試合で大敗した〇〇小学校だから、どうせ負ける」とみんながみんな口をそろえて言っていたけど、大接戦の大激戦。
結果的に惜しくも1点差で負け、その〇〇が優勝したそう。


長男が小学校時代に属していたソフトボールチームもそうだったけど、子供って、試合ごとというより、試合の中で急に成長する。
今日のうちのチームも、昨日よりも動きが格段によくなっていて、明らかに格上の相手に一時はだいぶリードもしていた。


幼稚園の頃から知ってる男の子がすっごいうまかったり(パス回しやシュートでプロのような華麗なプレイも多々!)、昨日今日と、素晴らしいものを見せてもらいました。


負けた時、スタメンの子たちは大泣きしていて、「男の子ってこんなに泣くんだ」と親たちももらい泣きで(今思い出しても泣けてくる)、全体を通して、様々な場面で感動しました。


次男は小さいけどバスケが大好きで、夏に鎖骨を骨折した時も、早く練習に行きたくて仕方なかったほど。
中学から来た先生が熱血指導してくれて、いい仲間にも恵まれて感謝です。


◆写真は、①練習中の次男(シュートをしている子。学校名は伏せてあります。ミニバスのナンバーは4からだそうで次男は10)、
②③ユニフォームが白vs白だったので、ビブス着用の試合、
④前夜から用意してあった今日の荷物(次男は几帳面だけど、長男がこういう準備をしたことは見たことがない!)











[PR]
by hihararara | 2016-10-24 11:02 | 小学校 | Comments(0)

「放射能と日本について」 @中日新聞



c0189426_13384775.jpg


今日の中日新聞の19面のお知らせのコーナーに、明日の講演について載せていただきました。

今のところはお席に余裕がありますが、facebookからのお申し込みや、今日の新聞を見ての方も増えるとは思うので、人数が読めないのが実状です。


名簿などの準備の都合上、コメント欄によるお申し込みは、今日の17時で区切りとさせていただき、明日の状況で来られる方は、申し込みなしで会場に直接いらしてください。

個人的な話ですが、明日の日中は次男のバスケの大会で、メールの確認などがうまくできないので、お問い合わせは今日までということでお願いします。

バタバタで申し訳ないですが、それでも価値あるお話と思って企画させてもらいました。
よろしくお願いいたします!







[PR]
by hihararara | 2016-10-21 13:40 | for Japan | Comments(0)

あいちトリエンナーレ・小鳥の作品について


*この記事はリンク先をすべて読むとしたらとても長いので、興味のある方だけ、あちこちご覧ください。
*なかなかまとめきれなくて、書き始めてから1週間経ったけど、あさっての会期終了までにと思ってUPします。


あいちトリエンナーレの豊橋会場、水上ビルで23日まで展示されているラウラ・リマさんの作品について・・・

まずはさかのぼって、9月5日の私のブログの記事です。


参考に眺めていた、豊橋地区の作品がまとめてある記事。
8月23日の投稿で、その時のラウラさんの作品についても出ています。



息子たちと楽しみにしつつもなかなか行けず、10月10日、3連休の最終日に行ったら、60分待ちの行列で、その日は諦めました。

その翌日の夜、facebookで、友達のシェアを通して、この記事を知りました。
シリーズとなっていて、とても丁寧に書かれています。
この記事がきっかけとなったのか、インターネット上で、この作品の是非について、いわゆる炎上状態となりました。


この方は、弱っていた小鳥の保護までしてくれて、我が家でも今、セキセイインコを飼っているので、小鳥への心配が納得でき、私としては過剰な動物愛護という感じではなく、実際に行動に移してくださったことをありがたいと思いました。

大炎上のまとめ。


この問題から、事務局が公式発表したページ。

私も、10月12日にfacebookで、みかりんさんのブログをシェアしながら問いかけたところ、多くの方から心配の声が・・・

「アートよりも、生きものの命を第一にしてほしい」

という意見を中心に、作者不在のなか、現場のスタッフが悪いのではなく、主催の「愛知県」や「管理」の問題を指摘する声が複数でした。

そんなタイミングとなってしまい(もしも最初に行った10日の行列に並んででも観ていたら、違っていたわけで)、息子たちを連れて、恐る恐る行ってみたところ(10月13日の午後・・・小中学校の帰りが早かったので)、受付や入り口からして、明らかに様々な変化がありました。

*事務局のページに掲載されていることと重なりますが、私の見た印象を書きます。

入場前にみんな手を消毒、靴をおそらく消毒液を浸してあるマットの上でゴシゴシ、心配されていた一階の階段下部分は、踏まれる心配や寒くなってきたので小鳥がいなくなっていて(階上へ)、屋上も寒くなってきたということでドアが閉められ、上がれなくなっていました。


和式のトイレ部分も閉鎖。
今まではなかったであろう葉っぱが置かれ、餌の種類も変わっていました。

スタッフさんに聞いたら糞も片付けたとのことでした(今まで片付けてなかったのは、鳥たちの自然な状態を表現したい作者の意向だったそうで)。

2階、3階部分にいる小鳥たちはみんなとても元気で、楽しそうに飛び交っていました。
私たちが行った時はお客さんも少なく、明るいエネルギーしか感じなかったです。
これが、お客さんが多かったり、カメラをたくさん構えられたりすると、どうしても鳥たちも委縮してしまうそうで、8月から始まった展示ですが、室内の気温も含めて、お客さんが訪れたタイミングで印象がだいぶ違うんだろうな、と思いました。

作品というか、鳥たちの様子です。

c0189426_21373364.jpg
c0189426_21374304.jpg
c0189426_20335000.jpg



c0189426_21381178.jpg



c0189426_21385058.jpg

c0189426_21385950.jpg

c0189426_21391249.jpg



c0189426_21392109.jpg




c0189426_21433032.jpg


c0189426_21452440.jpg



c0189426_21382027.jpg


c0189426_21383255.jpg


c0189426_21384243.jpg

写真だと止まっていますが、よく飛び、よく鳴き、愛らしく元気でした。


会期中の訪れるタイミングによって作品の印象が違うというのは、古典的な静物画と違って現代アートではよくあることだし、アートの醍醐味は、概念崩しにあると思います(私もかつて、現代美術作家の助手をしていたので、様々な作品を見たり、アーティストから直接話を聞いた体験があるので、そう感じる)。

例えば、今回の変更点の中でのトイレの部分。
スタッフの女の子に聞くと、トイレ内も鳥たちは気に入ってよく遊んでいたそう。

動物愛護の観点からすれば、もちろんトイレの衛生面は気になるけれど、長年空き家となっていたトイレでオブジェのようになっており、人間がトイレと思うものも、鳥にとってはトイレではないわけで、簡単に「ひどい」「かわいそう」って思うのはちょっと違うかなあと思いました。

寒さ対策は当然だけど、屋上へ上がれなくなっていたことに、息子たちは残念そうでした。


たぶんこれは、トイレも屋上も閉鎖されていたから残念に思っただけで、もしも、閉鎖される前に行っていたら、また違った感情を持ったと思います。
現に私も、ネットの情報を見て、すごく残念に思いながら、足を運んだ状態でした。


表現活動は、人々が持つ固定観念への挑戦も含むので、そういうアナーキーなことと、命の尊重を同時に行うというのはかなり難しく、その辺りの想定が、作者本人も、主催の愛知県もかなり甘かったのではないかと思います。

もともとのコンセプトの甘さが、今回のシチュエーションにより露呈してしまったようにも感じる。


生きものの展示を含む場合、当然、いちばん大切なのは生きものの健康状態や命で、作者が常駐したり、近く(せめて国内)に住んで、責任を持てるのならまだわかるけど、外国人アーティストで、会期中いなくなるのがわかっていたら、この種類の展示はしてはいけないし、選出の段階から気をつけるべきだったと思う。

ラウラ・リマさんが悪い人とは思ってないけど、ブラジルと日本では、気候や季節の移ろい方が異なるので、どこまで想定していたかは疑問です。

想定を超えた反響を生むこと自体もアートの一部だと思うけれど、今回については、この話題性が成功とは全く言えない。

「あいちトリエンナーレ」自体、アートというものにどのくらい理解や器があるのかなあって思います。


今回、現場のスタッフさんたちとも帰りにいっぱい話してきたけど、彼女たちはたまたま担当となっただけで、小鳥に関する知識がないのはやむを得ないし、作者不在の中で、本当によくがんばっていました。

ねぎらったら、泣きそうになってる子も・・・。



同じ日に別の会場の作品もたくさん見てきたけど、豊橋会場のプラット以外の水上ビルや開発ビルは、いわば廃墟のような、ふだん使われなくなった空間を使っての展示で、昔からアートの展示ではよく行われることだけど、それにも問題を今回は感じました。

私にとっては、展示空間の「気」の方を強く感じてしまって、純粋に作品にうまく入れなかった。

作品よりも、地の空間の方をおもしろいと思ってしまう自分がいました。


これは好みなのでそれぞれの受けとめ方が違うと思うけど、私も過去に美術作品の展示を様々な会場で手伝ったことがあるので、空間によって見え方って全然違うということを痛感してきました。

空間ありきで作品をつくっていったアーティストも多かったと思うけど、くすんだ背景が味となる場合もあれば、くすんだ背景によって、作品もくすんで見えてしまう場合もあるわけで・・・

例えばラウラさんの小鳥の作品も、新しめの無機質なギャラリーだったら全く違う印象だっただろうし、美術に不慣れな人が持ちがちな、「あんな古いみすぼらしい建物の中でかわいそう」みたいな感情部分は芽生えなかったと思います。

書きながら完全に自分の好みや感じ方だなあと思うけど、大学4年の時に、大学内の私たちの学部がよく使っていた校舎が建て直されることになった時に、壊す予定の校舎を使ってアートイベントみたいなことが行われたんだけど、それに近づけなかった自分がいたことを思い出した。

壊すから葬る前に何か特別なことをするとか、してもゆるされるみたいな感覚じゃなくて、私はたぶん、そのまんま壊してほしかったのかもしれない。

入試で使った部屋や、語学で使った部屋や、待ち合わせで使ったラウンジや・・・

息子たちの古着で、捨ててもいいものを最後、掃除に使ってもいいのだけど、よく着ていた思い出深い服ほどそのまま処分したい、みたいな・・・(よほどの思い出の品は取ってあるし)

私は、古びていくものや朽ちゆくものへの愛着を持ちやすい方で、そもそも、今回の小鳥の展示も、古めかしい小鳥店とのおつき合いがなかったら行かなかったと思う。

そんなわけで、古い建物からは使われていた頃の記憶を感じ取ってしまうので、単なる背景と思えず、混沌とし過ぎてしまう。


と、
つらつら書いてきたけど、終わりが来なくなるのでこの辺で切り上げます。

今回、私はここまで長々書いたのは、自分がここやFBで紹介した責任上という気持ちもあります。

ネットで拡散した方々は、その後についても責任もって拡散してほしいと思います。


最後に、鳥の保護活動をしていて、もともと、新聞のインタビュー記事で見ていたこともあるTSUBASAの松本さんのブログより。

松本さん自ら保護や清掃に豊橋に来ていたなんて、本当におおごととなったことが、なんだか情けない気持ちでした。

そして、私たちが行った日はまさに、大掃除の翌日で、それで健やかな空気や清潔感を感じたのでした。


























[PR]
by hihararara | 2016-10-21 08:17 | アート | Comments(0)

映画 『何者』



c0189426_13100429.jpg


いろんなことで、すごく忙しいタイミングなんだけど、だからこそ?どうしても観たくて、『何者』行ってきました。

行きの車のラジオから『何者』のテーマソングが流れて、そういうシンクロはよくあるけど、ねじ込むようにして映画を観に行くこの流れは、自分にとって正しいんだな、と思えた。

(以下、ネタバレの内容ではなくて、かなり個人的な感情を織り交ぜた映画の話だけど、まったく知りたくない方は読まないでくださいね!)



先に観終わった時の自分の状態から書くと、

車でも聴いた、中田ヤスタカさんのかっこいい音楽を聴きながらエンドロールを見て、「スタイリスト 伊賀大介」なんて文字を発見しながら猛烈に湧き上がってきたのは、
「男に生まれたかった~~~~~!!!」という心の叫びで、いっぱい泣いてしまった(笑)

映画の本題とは関係ないのだけど、原作者の朝井リョウさんも、脚本・監督の三浦大輔さんも、私と同じ早稲田大学の出身で、この映画は、二人のタッグがベストと思えるような内容で素晴らしかった!!
表現者のお二人の活躍をまぶしく思ったり、私も男として生まれて、思いっきり表現の世界で生きてみたかった、と思ったりした。

子供を持つと、どうしたって表現の世界に邁進するのは難しくなる。
いいわけってよりも、これは物理的より精神的な問題で、子供を持ってなおいっそう素晴らしい作品をつくる女性表現者も多いし、私自身、『赤土に咲くダリア』は子供を持ったからこそ描けた小説だけど、やっぱり私は第一には子供にとっていい母親でありたいと思うし、子供が生きていく地域との関わりを重んじたくなり、創作方面は中途半端になってしまう。

家事や育児による、中断中断の日々・・・

折しも、幼児期とは違ったたいへんさを持つ思春期の息子たちを抱えて、でも、そんなタイミングで観た就職活動に関するストーリーだったので、もがく学生たちが、自分の頃とも重なるし、息子たちとも重なるような思いで観ていた。


2012年の刊行時に読んでいた『何者』。

私自身も経験した就職活動、あれは本当に特殊な体験で、学生をこっち側とあっち側に分ける。個としての生き方を守り貫こうとする人、社会の中で夢を叶えようとする人、社会に迎合していく人、子供と大人、学生と社会人、分岐点、分水嶺みたいな、あの時でしか味わえない感覚・・・
とても苦しかった。
私はマスコミしか受験しなかったので、熱烈にマスコミの仕事を希望していたのに、どんどん一般企業へシフトしていく友達を目の当たりにしたり(本音じゃない言葉を重ねて面接をクリアしたり)、長髪でバンド活動をしていたのに(アナーキーまっしぐらに見えたのに)、すっきりした顔で器用なスーツ姿に変身した友達がいたり、念願の教員採用試験を受けている途中で交通事故で亡くなってしまった友達がいたり、守られているのが前提の学生生活から、社会へ出ること(出る前)の苦痛を味わった。

私はどうしても、みんなと同じ黒っぽいリクルートスーツが着れなかった。
バブル経済崩壊後のいわゆる就職氷河期だったので、社会的にも感じることが大きい年だったと思う。

『何者』は、現代学生事情、就職活動事情を知りたいという思いと、自分たちの頃と決定的に違う「インターネット」「携帯電話」「SNS」「ツイッター」等々による変化を知りたい気持ちもあって読んだ。

私は今、SNSを楽しく利用しつつも、自分の学生時代にはなくてよかったなあ~って思う。

自分がしっかりしていなくて、人のことが気になって仕方ない年頃に、あんなツールがあったら、辛くて仕方ない。

ツイッターで表現されるのは、友達なのに、友達だから見せない本音や見栄みたいなものだったりする。

大学生という年代は、自分たちはわかっているようでいて、大人から見たら小さくまとまっているわけで、小説もそうだったけど、映画でも、学生特有の幼さや痛々しさがうまく描かれていた。

早稲田大学というのは、日本一カッコイイ面と、日本一かっこ悪い(ダサイ)面と両方持っていると思う。様々な学生や自意識が混在している。

この映画は、原作者も監督も出身者のおかげで(朝井さんはダンスサークルに属しながら学部では小説を書いていて、三浦さんも学生時代から演劇をやっていて)その空気感が全編に漂い、「いたいたこういう人!」みたいな学生も、全体的に差し込まれる演劇的な演出も見事だった。

<三浦さんのこともずっと注目していて、映画は『愛の渦』しか観てないけど、その衝撃作も素晴らしいし、人間のエグさを描くのがとてもうまいと思う>

二人ともきっと青臭い学生時代を経た上で、今、世の中に向けての広いフィールドで、プロとしてのレベルの高い表現と愛情を持って描いてくれたようで、私は勝手に二人の息遣いを感じ、様々な分野の卒業生が活躍する母校だけど、表現の分野のお二人のアッパレな作品がうれしかった。



c0189426_19311773.jpg


メイキングが知りたくてパンフレットを買い、これからじっくり読むのが楽しみだけど、朝井さんと三浦さんの対談にあった朝井さんの言葉より。

<早稲田はもともと何かを作りたい人が多いところだと思いますが、何かを「作り終えられる」人はすごく少ないと感じたんです。みんな「作りたい」とは言ってるし、作り始めたりはするんですけど、作り終えられない。・・・>

これには笑っちゃうくらい同感だった。

私が小説を書き始めたのは、卒業してから2年目だけど、大学時代によく耳にした「映画をつくりたい」「劇団を旗揚げしたい」「小説を書きたい」という思い(もちろん、その他にも「政治家になりたい」「外交官になりたい」「オリンピックに出たい」などなど本当に様々な夢が渦巻いていた)。
自分も最初の小説は書き始めてから書き終えるまでに、別の仕事をしながら2年かかっているけど(『チョコレート色のほおずき』)、安易にカッコイイことを言う人に対しては「だったらやってみろよ」「とにかく完成させてみろよ」と思っていた。

まあさらに、書き続ける、つくり続ける、というのが難しいわけで、そういう思いが冒頭の私の涙につながるわけですが・・・(笑)

私は私で、今生は女をめいっぱい楽しみ(幸せですよ!)、男としての人生は来世に期待するか、二人いる息子たちに託そうと思う。

と言っても、息子たちは私が男だったらやってみたかった映画監督になりそうでは全然ないし、私がかつて熱烈に憧れた早稲田への思いも全然ないです(笑)
それがいいな!と思っています。


とにかく、観て良かった。

就職活動という、人生の中でごく限られた期間のことだけど、普遍的ないろいろを含んでいて、それらを見事に描き切った傑作だと思います。

学生たちの情けなさ、痛々しさ、かっこ悪さを描き、全体としては、とってもカッコイイ映画でした。


c0189426_19424521.jpg
















































[PR]
by hihararara | 2016-10-20 19:22 | 映画 | Comments(0)

山下清展



【10月19日 FB投稿分】

c0189426_14374371.jpg



豊橋は、23日までの会期で、あいちトリエンナーレと山下清展が行われていて、驚くほどあっという間に過ぎていく日々の中で、今日の午前中に、山下清展に行ってきました。


たぶん同じような駆け込み客もあって、すっごい人だった!!(今日の多くは高年層かな)

山下清と言えば、私にとっては、芦屋雁之助さんが演じていたドラマの印象が強く、おむすびと、ランニングシャツって感じだったけど、実際に、たくさんの絵を見て、彼の歩みをたどっているうちに、途中から気が重くなってしまって、逃げるようにして出てきちゃいました。


作品は素晴らしいけど、アメリカの雑誌『LIFE』が彼を取り上げたことにより、時の人になってしまって、彼の放浪の自由は奪われ(もちろん他にも理由はあるけど)、画家とあがめられ、人々が群がり、結果的に死期を早めてしまったように感じた。


自分のための楽しみや慰めの絵が途中から、周囲の期待のため、本人以外が望むお金のためになり、清自身は果たして幸せだったのか。
何枚かある清の写真で、そういう顔や性質かもしれないけど、笑った顔がないのが切なかった。


放浪をやめる時の誓約書で、


<ふらふら歩き回る、るんぺんはよくないと言うことは知って居ながら、やめられないのはくせか病氣だから、思い切ってやめ用と思ひます。>


みたいに書いてあって(原文はもっと同じ言葉が繰り返されてるけど、漢字の使い方はこんな感じ)、それが一番響いた。
人間の生き方について考えさせられた時間でした。


トリエンナーレの展示のことも、超長々ブログに書いていて、まだまとめきれないうちに終了となりそうだけど、私はアートは、すべて含めて「感じる」ことが大切だと思っていて(理解しようとは思わない)、いい感情も悪い感情も含めて、行きたいと思うし、今日も行って良かったです。


写真は、今回の目玉となっている『長岡の花火』(ネットより)



**********

FBに書いたら、同じような感想を持った方いっぱいでした。
友達と一致したお土産物。素朴な絵が良かった。

c0189426_14562798.jpg


c0189426_14564584.jpg










[PR]
by hihararara | 2016-10-20 14:38 | アート | Comments(0)

ヘッドフォンの思い出



【10月17日 FB投稿分】


c0189426_14353090.jpg



息抜き投稿(今日は投稿多くてすみません。木下さんのお話会の記事もご覧くださいね)。

ヘッドフォンで音楽を聴くと、音の世界が違って聴こえて不思議な気持ちになるけど、
いま、次男が私のパソコンに差し込んだままにしてあった次男のヘッドフォンを使って宇多田ヒカルを聴いたら、これまた素晴らしくてトリップ気分♪


私は音楽に詳しくなかったこともあって、初めてヘッドフォンをつけたというのは、大学時代の彼を通してだった気がする。


(注)FBでつながってるし、周辺のお友達やお姉ちゃんともつながってるから恥ずかしいけど、その彼が忘れられないとか特別好きだったとかではなくて(他にもいる!笑)、ただ、青春期のいろいろは印象深いから、彼によって教えてもらったことを思い出すと、この年になるととてもありがたい気持ちになる。


ふと頭にかぶせてくれて、耳から聴こえた音の世界は別世界で、いま、次男のヘッドフォンからも違う音の世界を感じて、息子から新しい感覚を教えてもらえたようでうれしかった。


長男も次男も、いずれ好きな女の子に、新しい世界をふと伝えられる存在になってほしいわけですよ!
と考えてってわけじゃないけど、お母ちゃんの思うおもしろい世界を、せっせと息子らに教えています。
この頃は教わることも増えて、うれしいです。

おやすみなさい☆
*写真はイメージです(すみません、想像以上にデカい写真・・・)。









[PR]
by hihararara | 2016-10-20 14:36 | 音楽 | Comments(0)

「放射能と日本について」 


【お知らせです】

c0189426_08554617.jpg
【10月21日 追記】

名簿などの準備の都合上、コメント欄やメールによるお申し込みは、今日の17時で区切りとさせていただき、明日の状況で来られる方は、申し込みなしで会場に直接いらしてください。

***********

たいへん急ですが、
今週土曜 22日の18時15分より(20時15分終了予定)、
アイプラザ豊橋306会議室にて、
ジャーナリストの木下黄太さんによるお話会を開催します
(どなたでも参加OKです)

アイプラザ豊橋HP 

テーマは、「放射能と日本について」で、ウクライナから帰国したばかりで、23日の東京が帰国後初のお話会の予定でしたが、その前に寄ってくれる豊橋でも語ってもらうことにしました。

(20年近い友人関係なので、豊橋でご飯でも食べる予定が、時間がありそうだったので、急きょ企画という流れです)

■会費は2000円です。*お釣りが出ないようにご用意いただけると助かります。

■開場は18時です。

私自身が放射能の問題を聴きたかったけど、せっかく生の情報を持っている木下さんなので、自分だけじゃもったいない気がして、情報をシェアしたいと思います。

木下さんは、過去にも豊橋で3回くらい大きめの講演会をしています。
元テレビ局報道局社会部デスク、プロデューサー、記者で、私はその時代に知り合ったのですが、当時から報道の最前線にいました。

東京五輪に向けてのイメージもあってか、報道はほとんどされませんが、放射能の問題は今後まだまだ続くわけで、3.11後、いち早く放射能に特化した取材や動きを重ねてきた彼ならではのお話をしていただきます。
(*私のブログを期待される声もありますが、デリケートな問題なので詳細は書きません。閉じた空間ならではのお話です)

ネットではいろいろ言われる人だけど、情報と頭の良さは確かだし、私にとってはお茶目でかわいいお友達です。

木下さんのお話(私とのトークや)と質疑応答の時間もしっかり取ろうと思います。

夜のセッティングで申し訳ないけど、子連れもOKです(飲食自由な施設なので、食べものやおもちゃなどお持ち込みください)。
双方向の気軽な会にします。
食べものや土壌、海の汚染、原発、日本の今後など、公開で質問するつもりです。

お申し込みは、コメント欄に、お名前(簡易的なお名前でOKです)と人数をお願いします。

■大きめの会場をご用意しました。
・日が迫っているため、お申し込みなしでも、当日来られる方はいらしてください。
・お子さん連れは、子供が気になる時は後ろの方へ下がってもらったり、自由に遊ばせてください。

木下さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927









[PR]
by hihararara | 2016-10-19 08:58 | for Japan | Comments(0)