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カイケンコーポレーション ③勉強会編



7月25,26日の鹿児島での勉強会のまとめです。

数々の学びを得る中で、一貫して感じたのは、カイケンコーポレーションの社長はじめ、集う方々の「心の美しさ」でした。


「利他の心」について語る浦上社長。
利他の心を口にする経営者は多いけれど、それが本当に真の芯からだと信じられるお方は限られるかと・・・。


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二日目の「さつま工場見学」の一場面。

職人さんが、一般的によくある「KD材」(機械乾燥された木材)と、カイケンの「音響熟成木材」を機械で削って、その削り片の"におい"をかがせてくれました。


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その場では写真を撮らなかったので、持ち帰った、音響熟成木材の方の削り片です。
実際にはもっと赤くて、削りたてはしなやかでした。

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KD材と音響熟成木材のにおいの違いは歴然としていました。
KD材は、酸っぱいようなにおいで、私がすぐに連想したのは割り箸でした。
割り箸にもいろいろあるけど、防腐剤たっぷりで危険だと言われるような割り箸・・・

対して、音響熟成木材の削り片は、甘い杉の木の香りで、自然を感じました(今もいい香りがします)。

アロマのお仕事をしている友達もいるけど、においというのは、本当に瞬時にいろいろな思考や感情を呼び起こします。

私は、既存のKD材のにおいを嗅いだ時に、例えば我が家の木造住宅も、木造=自然に近くてよきもの、として建てたけれど、このような木材に囲まれて暮らすこと、こんな酸っぱいにおいのする木材を「天然」と称して大量に使っている(売っている、流通させている)日本企業のおかしさ、みたいなものも想像して、反射的に涙がこみ上げました。

世の中の何かが間違っている、ということを、KD材のにおいによって、瞬時に突き付けられた思いがしました。



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汗をかきながら、拡声器であちこちの工程を丁寧に説明する浦上社長の姿にも、熱心に聞き入る取引先の方々の後ろ姿にも感心しました。



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専門的な説明はうまくできませんが、例えば柱がまっすぐになるように、大型の機械で、念には念を入れるような調整をするとか(国の基準では必要とされていない領域)、そういう、お客様の安全や住宅の耐久性を考えた「心づかい」の徹底ぶりも、聞いているうちに泣けてくるほどでした。

*ブログの読者さんはご存知ですが、私はもともと、感動や感情が一定のラインを超えると、涙という形になって出てきます・・・


地震で崩れる家の多さ、火災で死ぬ人たちの多さ、それらも、家の構造に問題があることを知りました。

例えば、機械で不自然に乾燥させた木材(完成が速いので大量生産できる)は揺れに弱い(折れやすい)が、音響熟成木材は前回書いた通り弾力があり、よくしなるし、自分で戻る。

昔の住宅は火災で死ぬ人は少なかったが、現代の住宅は化学物質が大量に使われていたり、断熱材にも問題があり、火災が起こった時に、有毒なガスを発生し、そのために死に至る人が増えている。

カイケンでは、遮熱材としてリフレクティックスを使用していて(6月末の東京での講演の主催の会社のもの)、燃えない素材だそう。

人の安全、本物にこだわれば、おのずと選ぶものが決まってくる。


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座学や見学など、今回の様々なお話の中で、特に印象的だったのは、社長の「遠回り理論」でした。

AからBへ進む時に、最短のコースはA→Bだけれど、そこにCがあるのならば、Aから一度Cに寄ってからBに進む。遠回りではあるけれど、Cを知った体験がのちに生きてくる。AとBしか知らない人が多いとしたら、Cを見た分、誰も知らない世界をつくり出すことができる・・・みたいなお話。

浦上社長もいろいろなご苦労を経てきたり、修羅場をかいくぐってきたお方のようで、発明品と呼べる幻の漆喰、音響熟成木材等々を生み出した背景には、その遠回りした体験が生きているんだろうなあと思いました。

私自身も、自分は遠回りしたくなくても、わかりやすい例としては病気が訪れ、遠回りとなってしまうことを何度も体験している。

運命も含めて、超ハッピーもあれば、超アンラッキーもあり、アップダウン激しく過ごしている。
(できれば平坦に過ごしたいとも思うけど、押し寄せるどうしようもなさに、引き受けるしかないと思っている。それは例えば、パラリンピックでいくつもメダルを獲得した全盲の河合純一さんとfacebookでつながっていて、やりとりをしたこともあるけど(パソコンは音声入力だそう)、彼は本当にいつも前向きで、もともとの精神力の強さもあるだろうけれど、そうやって、自分自身の運命や社会を引き受けなければ、生きてこられなかったのだろうと思った。強い人です)


でも、間違いなく、そのアップダウンや遠回りのおかげで、自分にしかない体験を持ち、それを書いたり語ったりすることが今では生業となっている。

浦上社長を見ても、やはり何かを成し遂げる人というのは、とんでもないマイナスやどん底も味わっているんだなあと改めて思いました。


今回ご一緒させていただいたみなさまは、家業を継いでいる工務店や建設会社の方々が多く(若い男女が多かった)、親との葛藤や、本人の葛藤も垣間見せてもらえて、それにも感動しました。
初めて会った方々の、住んでいる場所においての日々を想像し、様々な厳しさの中で、正しい住宅や建材を広めていこうとがんばってるんだなあと、応援したくなったし、愛しい気持ちになりました。

浦上社長が、自分自身の会社のみならず、全国の取引先の方々の家族関係まで把握し、責任や愛情を持って思いやって支援や指導している、まさに「親分」という姿にもアッパレという思いでした。



こちらは、一日目の、専務のお話の部分。

激しく生きてこられたであろう(今後も使命感を持って)浦上社長の息子さんである専務が、穏やかそうなお方で、静かな熱意で正しく継承しているように感じられ、そんな面にも、浦上社長の人として、社長として、親としての正しさを感じました。と同時に、常務である奥様にお会いしたくなったのも事実です(笑)



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高度で濃密な二日間を過ごしたゲストハウス。
(懇親会とお泊まりは鹿児島市内でした)


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☆私の写真より素敵な、空間全体を楽しめるサイトです。



前回も触れましたが、豊橋での見学会のお知らせ。今週末、8月5,6日です。
本社から専務がお越しだそう。
私も5日のどこかのタイミングでおじゃまします。

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☆野川建設さんのサイト


カイケンコーポレーションは九州発の会社ですが、今後、豊橋や愛知、全国でのシェアも広がっていくと思います。

私もカイケンさんとの関わりは終わりじゃないなあって思うので、「本物!」とか「心!」の部分で今後もつながり、応援していきたいと思っています。

お世話になったみなさま、ありがとうございました(^^)/











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by hihararara | 2017-08-02 16:22 | 健康 | Comments(0)
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