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東京トリップ④ 最初のバイト先の思い出



アパートのすぐ近くの私の最初のバイト先。
今はやってないお店だけど、店先のこの雰囲気だけでも、伝わるものがあるかと・・・


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【思い出ぽろぽろ】

大学に入って割とすぐの頃からバイトを始めた。
親からの仕送りと、高校3年生の時点で日本育英会の予約奨学生になっていて、その奨学金(返すもの)とバイト代でなんとか暮らしていた。

4年の間にはいろいろやったけど、いちばん最初にお世話になり、長く続けたのが、アパートの近くにある小さなイタリア料理店のウェイトレスだった。
高校の時からウェイトレスはやっていたのと、まかない目当てで、働くなら飲食店と決めていた。


今はもう閉店してしまったので名前を書くのは控えるけど、家の近くでバイトを探していて、ふと見つけたオシャレなお店だった。

コンクリートの打ちっぱなしの建物の、半地下になっている部分がお店となっていて、まずはお客さんとして一人で入り、ランチのパスタセットをいただいた。
美味しかったし、お店や食器のセンスもいいし、お店があまり広くないのも良くて(経験上、広いお店だとテーブル番号を覚えたり、歩き回るだけでもたいへん)是非!と思って働き始めた。


私は主にランチタイムのバイトで、確か朝8時半にお店に行き、14時頃までの時間帯が多かった。(当時の社会科学部は昼から始まる学部だったので)


お店は、奥さんの方がシェフで、ダンナさんがマスターだった。
山口県と北海道出身の純朴なご夫婦で、私と同じ年頃のお子さんが二人いて、ダンナさんは武蔵野美術大学出身で奥さんもアートやデザインに詳しく、デザイナーの常連さんも出入りしていて、食と美に関する刺激に満ちていた。

バイトのメンバーには早稲田の学生もいたけど、専門学校生や美大、短大、フリーター等々様々で、みんなそれぞれ夢を持っていた。

奥さんが作る料理がほんっとうに美味しくて、当時はイタメシブームが続いているような頃だったけど、スパゲッティに関して言えば、そのお店より美味しいお店を私は知らない。


田舎出身ということもあってか、ランチの看板メニューの「ほうれん草とベーコンとしめじのスパゲッティ」には、ほうれん草が一束ふんだんに入っていて(店名が野菜にちなんでいたこともあると思う)、
ランチは、①(上記)ほうしめ ②ナスと魚介(エビ、タコ、ツナが週替わり)のマリナーラソース(トマトソースがベースで、具に応じてスパイスが変わり、ハーブのほかに青じそが入ったりもした) ③和もの(納豆とシラス干しと青じそ(梅ソース)か、明太子と青じそ、もしくは高菜もあったと思う
④コーンとクラムチャウダー(スープスパゲッティ)、⑤カレーソースの中から選べて、ミニサラダと飲み物がついて900円か950円だったと思う。

まかないではいつも、材料がなくなってない限りは好きなものを食べさせてくれて、私は大学1年生の夏休みに太って帰った(笑)


夜のバイトも入ったことがあるけど、アンティパストやラザニアやオリジナルのカルボナーラや、ドルチェなど、いろいろ美味しかった。ワインもいろいろ味見させてもらった。
かぼちゃのチーズケーキやほうれんそうのババロア・・・あーー、もう一度食べたい!

スパゲッティはだいたい味を再現できるけど、かぼちゃを蒸して丁寧に裏ごしして作るチーズケーキや、なめらかなババロアは無理だなあ。


すごく感性を磨いてくれる場所でした。


実は、私の2冊目の小説の『赤土に咲くダリア』は、その奥さんが私をたとえてくれた表現からタイトルをいただきました。
なので、本が出た時はお贈りし、喜んでもらった。

バイト先に触れてる部分2ヶ所はこちら・・・



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現実と虚構が入り混じってるけど、バイト先の奥さんの言葉は実話(笑)


昨日探したら、バイトのメンバーで集まった時の写真があったので2枚だけ。

髪が長かった頃の私(たぶんまだ18歳)

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バイトちゃんたち、大集合!
(私は迷走中の髪型で、後列左から2番目。大学2年かなあ~)

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大学での出会いや思い出にも恵まれてるけど、バイト先でのいろいろも一生忘れられない思い出です。

このお店の話を特にしたわけでもなかったのに、今、長男がイタリアンにいちばん興味があり、バイト先もある面似ていて不思議です。



そして、このバイト先の写真と同時に見つけた、水害の時(ひとつ前のブログ参照)の記念写真。
こういう時に写真を撮ってしまうのが昔も今も変わらない(笑)

乾いたところにぎゅっと集めて過ごしていた様子(笑)


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テレビの上の大黒様は、私が中学の時に実家で見つけた祖父の時代のもので、以来大事にし続けて、東京~島根と持ち運び、今の家の床の間に置いてあります。

アナ研のQも写ってるね!


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この頃の私はソバージュからストパーかけたようだ(笑)
状況的に、笑うに笑えない顔ですね。



ということで、4回に渡って書いてきた東京にまつわる心模様はこれにておしまい。

思った以上に、多くの方々に読んでいただきました。
ありがとうございました。

青春時代を胸に、お互いますます前進しましょう~(^^)/















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by hihararara | 2017-07-06 21:19 | | Comments(0)
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