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次男、小学校最後の柔道大会



今日は、次男の柔道大会でした。

小1から出てきた大会だけど、次男はたぶん、中学校では柔道部に入らないので、ひとつの節目の日。

夫の希望で息子たちは柔道をやってきて、でも、二人とも途中からイヤイヤで、私も続けさせなくてもいいのに、と夫に伝えたり、葛藤してきた。

長男は中学でも自分の選択で柔道部に入り、先生や仲間に恵まれ、最後の夏の大会では個人戦で県大会にも行けた。

次男は、長男と比べると身体がなかなか大きくならず、小学校の間は体重別ではないので、同じ学年の柔道をやってる子たちとの体格差が出てきた頃から、ますます柔道が嫌になってしまった。

本来気が強くて負けず嫌いな分、体重や力でかなわない、どうしても倒されるというのはとても屈辱の様子。

今日の個人戦、出場の6年生の中でいちばん小さいくらいの次男と対戦した相手は、よりによっていちばん大きいくらいの子で(小学校4年生と中学生の対戦くらい)、やはり負けてしまった。

でも、昨夜から試合がいやだいやだと言っていたのに、畳の上では、次男なりに精一杯大きな子と戦っていて、涙が出た。

試合直後の次男は、悔しそうな、ばかばかしそうな顔をしていた。

そりゃそうだろうと思う。

よくがんばった。

振り返れば、お兄ちゃんの道場について行って、負けん気の強さから先生にも見込まれて始めた幼稚園の年長から小1にかけての次男は強かった。

小1の時の同じ大会で、結果的に優勝した子と1回戦で当たり、優勢に試合を進めていたのに、押さえ込みの時間が足りず、逆転負けして、終わった途端「うわ~~ん」と泣き出した。

泣きながら、先生よりも私のところにそのまま歩いてきた姿を見ながら、「こうやって、私のところに直接泣いてくるっていうのは、これが最初で最後だろうな」と思ったことを憶えている。

まだ幼かった次男は、辛かった時、母親のもとにダイレクトに来てくれたけど、その場で思った通り、以降は負けても私のところへ来ることはなかった。当然の成長。

試合前の緊張や試合後の悔しさを、まずは自分で消化する。

当たり前と言えば当たり前だけど、成長したなあって思う。


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ところでこの大会は、毎年、試合後に鏡開きとしてお汁粉がふるまわれる。

去年に引き続き、私もお汁粉作りやお給仕のお手伝いをした。

担当しているのは、市の武道館の柔道教室に所属している子たちのお母さんなんだけど、最近はめっきり人数が減り、子供は卒業したのに手伝いに来てくださるようなベテランさんたちに支えられている。

うちは、最初に所属していた道場の人数が減ってしまい、途中から武道館に移ったので、私も手伝うことになったのだけど、内情を知るまでは、大会の冠となっている、ロータリークラブの奥さんたちが作ってくれているのかと思っていた。

実情を知り、そのたいへんさに頭が下がる思い・・・

去年は、大きな寸胴と小豆と砂糖を渡され、前日に家で小豆を煮て、仕上げを近くの市民館で行った。

負担が増えているので、今年は、武道館で保管している寸胴だけ持ち帰って洗って持ち寄り、朝から、市販のあんを使って汁を作った。

でも、初のやり方だったので、途中で量が足りないということになり、なんと、小豆を買いに行って、小豆から煮て足しにした。

小豆を煮る頃は、次男の試合に差し掛かっていたので私は武道館の方へ行っていて、その間のたいへんさは知らない。

年に一度集まるメンバーなのに、みなさん、すごくいい人たちで、協力し合って、200人くらいの人たちのお汁粉を準備する。

このたいへんさや立派さを、大会本部の方も、参加する子供や保護者たちも、もっとわかってほしいなあって思う。


今日、一緒に手伝ってくれた武道館OGの二人が、たまたま長男が受験しようとしている組み合わせの高校の現役女子高生で、リアルな学校生活について聞けて、とってもよかった。

そのお母さんたちとも話せたので、すごく勉強になりました。

ふだんなかなか先輩お母さんと話す機会がないので、その意味でも、有意義なお汁粉準備だった。

次男の最後の試合を見るために勉強道具持参でついてきた長男も、お汁粉作りを手伝ったり、受験や高校生活の話も聞けてありがたかった。

テキパキと動ける先輩お母さんたち、大尊敬。
それこそね~、学歴じゃないんだよね。
シャバでうまくふるまえるお母さんや娘こそ、素晴らしい。

来年も同じように作るのなら、私も子供たちが卒業するけど、お手伝いに行きたい。



大会&お汁粉終了後、審判をしていた夫と長男と次男と私の家族4人の写真を、お世話になっている若い先生が撮ってくれた。

家族4人で断ったのに(笑)、武道館での写真はきっともうないから、と。

ヘンテコな家族写真だけど、この先の方がきっと、撮っておいてよかったなあって思いそうです。


































by hihararara | 2017-01-08 16:21 | 次男
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