人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 沖縄 「水円」 『恋路ヶ浜LOVEストーリー』... >>

名古屋ウィメンズマラソン ~清田真央ちゃん~


リオ・デ・ジャネイロオリンピックの女子マラソンの最終選考レースでもあった、「名古屋ウィメンズマラソン」。

素晴らしいレースでした!

私は今回が初マラソンの清田真央ちゃん(スズキ所属)を一点勝負で応援していました。


名古屋ウィメンズマラソン ~清田真央ちゃん~_c0189426_19570919.jpg


(*写真は、名古屋ウィメンズマラソンのfacebookページからお借りしました)


このスタート直後の写真で、真央ちゃんは、最前列左側の黄色いユニフォーム。

19,607人という参加ランナー、その中で招待選手(最前列からのスタートの権利を得る身)というだけでもすごい!


真央ちゃんは同郷出身で(現田原市の中でも旧渥美町出身)、お父さんとは何度かお会いしているけど、真央ちゃんには会ったことがない。でも、中学・高校時代から長距離が速くて(強いという表現のが合うかも)、存在はずっと知っていました。

スズキの長距離選手の中でも、トラックを専門とする選手とマラソンを専門とする選手といる中で、真央ちゃんは、マラソンを視野に入れた練習をしていると、一昨年お父さんから聞いていました。

今大会の直前に、真央ちゃんの具体的な調子をお父さんから伺っていたので、期待も持てるし、でも、緊張も伝わってくるので、事前に書くのは控えました(応援メールは転送していただきました)。

結果は4位!(日本人3位) 記録は2時間24分32秒!

錚々たるメンバーの中でのこの順位☆

本人の事前インタビューによると優勝や2時間22分台を目指していたので、どう思っているかわからないけれど、客観的に見て、初マラソンでのこの順位や記録は素晴らしい!!

初マラソンの女子の記録を調べてみると、今見たデータだと記録が数年前のものだったのでわからないけど、歴代の上位であることは間違いない。

初マラソンでトップに躍り出てリオの切符を!というのももちろん願っていたけれど(押しつけではなくて期待という意味で)、今日の走りを見て、俄然将来が楽しみと思いました。

真央ちゃんはなんと言っても田舎が同じで、真央ちゃんが通った中学(高校は、名古屋の中京大中京高校・・・ちなみに箱根駅伝で活躍した青山学院大学の神野大地くんと同級生)のグラウンドで開催された大会で、私も1000Mや800Mを走ったし(その範囲では当時の大会新記録で優勝:笑)、お世話になった共通の先生もいるし、育った空気感が具体的に思い浮かぶ。

お父さんも、中学・高校時代、長距離が超速かったそう(本人に聞くより先に、当時競ったことがある同年代の殿方二人から聞いた)。
また、お父さんには、昨年も一昨年もスイカをたくさんいただき、そのスイカがお世辞ではなく今まで食べたスイカの中でナンバーワンとも思える美味しさで、お母さんにもお会いしたことがあるし、本人にもご両親にも郷土のみなさんにも近い気持ちで応援しました。


今日のスタート前、真央ちゃんの姿がちらっと映っただけで泣けてきた。

私も、レベルはまったく違っても、800Mや長距離継走大会は何度も走ったので、スタート前の緊張がよみがえり、勝負がかかるレースは何度見ても涙がこみ上げる。

レースがスタートし、高橋尚子さんや有森裕子さん、瀬古利彦さんなど、日本の元ビッグランナーたちが真央ちゃんについて言及するというシチュエーションだけでも感動。

また、我ながらおもしろいし恵まれているのだけど、大学時代から知ってる先輩が、今日も第一中継車でのメイン実況(東海テレビ・森脇淳アナウンサー)、バイクレポートに12月にお会いした金哲彦さん、ということで、他のマラソンや駅伝も中継側と選手側の両方にリアルな知り合いがいるので、いつも贅沢に、総合的に楽しませてもらっています。

真央ちゃんの粘り強い走り、最後の最後まで、先頭に近いところで走りきったこと、感動しました。

また、リオの代表をかけた、日本人トップ争いをした田中選手と小原選手、大接戦のゴール後の明暗。両選手の気持ちを想像すると、そこでも涙が出ました。

ともかく、自分も中学3年生の時の長距離継走大会のアンカーでライバル選手とずっと並走するという(相手が1位のところを追いつき、すぐに抜けるかと思ったら甘くはなく、結果的には1位でゴールできたけど)あの、いやーな感じはとてもよくわかるし、マラソンや女子の中・長距離種目は自分の体験や体感がよみがえり、興奮するし、切なくなるし、感動も強い。

このマラソンは、名古屋国際女子マラソン時代から毎年のように観てきたので、そんな意味でも感慨深い。

代表争いとして臨みながらも、途中からラストラン的にファンのみなさんへ頭を下げながら走っていた野口みずきさんにも感動した。

レース後のインタビューで涙声で「最高の42.195キロでした」と話している姿にも、そう言えてよかったなあ~と私まで涙でした。


今日は大忙しだろうけど、真央ちゃんのお父さんにもまた、お気持ちをお聞きしたいと思っています。


*同年代の陸上選手、昨年の世界陸上・女子5000M9位の鈴木亜由子ちゃんのことも中学時代から応援してるし、代表選考会でもある6月の日本選手権は瑞穂陸上競技場なので、観に行きたいと思っています。

みなさんのひたむきさに、感動、感謝しています。


【追記】私がいちばん熱心に見ていた時代の名古屋国際女子マラソンの優勝選手たちが記録されているページがウィメンズマラソンのHP内にあったので、懐かしくて添付。

http://womens.marathon-festival.com/history/1985-1989/

カーラ・ビュースケンスが優勝した時は、中学2年生で(このページの間違いまで発見するほどのオタクぶりですが、1,988年が2回続いてるけど、ひとつは1,987年のはず)、学年末試験の直前だったのに、どうしてもマラソンが気になって気になって、勉強するより2時間半くらいをガッツリテレビの前で過ごした記憶。

そして、連覇している趙友鳳さんを、あるトラックの大会で瑞穂で生で見れた時は感動しました(今回のウィメンズマラソンに久々にエントリーだそうで)。

青春期の思い出のマラソン大会!










by hihararara | 2016-03-13 20:12 | スポーツ
<< 沖縄 「水円」 『恋路ヶ浜LOVEストーリー』... >>