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考え続けること、祈り続けること

 

日本に住んでいる人ならきっと、誰もが何か思う3月11日。

あの大震災から2年。

改めて書くことって苦手です。

今の日本、これからの日本について、日々考えている人は

特に今日、特別な言葉を発しなくても、いつも考えていると思う。

(と言いつつ、やはり書かずには別の話題へ移れないのだけど)

 

あの日のあの時、どこで何をしていましたか?

私は、家にいて、お客さんと一緒に地震の瞬間を過ごしました。

愛知県豊橋市でも揺れました。

いつもと違う揺れ方でした。

地面の揺れがおさまった後も、リビングの電灯の傘が、長いこと揺れていました。

震源はどこだろう、と思いました。

テレビをつけたら、地震のニュースをやっていて、日本の地図の東側一帯が、津波の恐れを示す黄色いラインで囲まれていたような記憶が・・・

その時はそこまでたいへんなことだとは思っていなかったのに、

夜のニュースで、津波の映像・・・

町や市が、まるごとなくなってしまうほど飲み込まれていく事態に、言葉を失いました。

思い出すと私ですら泣けるけど、

ど真ん中、渦中の人達の苦しみはどれほどだったか、

今も続いている苦しみは、どれほどのものか・・・

 

原発事故の問題も起こり、子供もいるし、持病もあるし、自分たちの生活を守ることで精一杯で、私は東北へ手伝いに行っていません。
自分の周囲でできる支援を、と思っても、そんなのは本当に微々たるもので、罪悪感も募ります。

でも、そんな時思い出すのは、震災の直後、茨城で被災した年下の友達の言葉です。

<育児も立派な支援です>

日本は間違いなく、重大な苦を背負い、このサイトを立ち上げる時に「About」にも書いたけどhttp://www.l-t-m.net/about、子供たちが生きていくこれからを思うと気が重い。

でも、だからこそ、まずは自分の子を精一杯育てて、その子が将来困っている人達の役に立てるように成長できていたら、と思います。

 

震災や原発事故以降、私が発する言葉で、傷つけてしまったり、不快な思いにさせた人もいたと思います。

私自身、葛藤も重ねてきました。

とはいえ、一貫して思いは変わらないけれど、あの日以来、地域ごとに必要とする情報や対策は異なっています。

何を信じたらいいのかわからないこの日本において、地域ごとのコミュニティーを強化し、その土地に合った生き延び方を模索し、共有していく必要があると思っています。それがいずれ、日本全体への支援にもつながり合っていくように思います。

できるだけ責任持った情報を発信し、その上で、せっかく生きている今を、大切に楽しく暮らしていけるような言葉を届けたいと思っています。

まあ気負わず・・・

でも、より良い未来を願って、私にできることを・・・

 

同じ温度で語れる、めぐりやの万晴さんの記事を紹介させてもらいます。

こういう認識を持つ人たちが増えていけば、きっと世の中、少しずつはよくなるはずです。そう信じたいです。

http://kbansei.jugem.jp/?eid=439

 

今もたいへんな思いをしている人達がいること、

震災や原発事故は過去のことではないこと、

あの日をきっかけに、見えた日本や世界の現実を把握し、宇宙や地球の視点で考えた時に、おかしいなって思うことには勇気を持って対抗していくこと、

考え続けること、

祈り続けること、

どこにいても、一人一人、みんなで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
by hihararara | 2013-03-11 02:03 | 地域
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