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中央牛乳さん

 

原発事故以来、食品の中で、多くの人が気にするのは、牛乳の放射能。
チェルノブイリの時も、牛乳と卵の汚染がたいへんだった。

そうなると心配になってくるのは、学校給食の牛乳。

地域によっては牛乳をやめさせる判断をしているご家庭もあり、また、放射能以前から牛乳をやめさせているおうちの話も聞く(理由は様々)。

私は自分が牛乳大好きで育ち(牛乳の長所・短所も知ってるけど、ここで書くのは控えます)、息子たちも牛乳が好きなので(特に長男は、欠席者がいる場合、牛乳じゃんけんに闘志を燃やすタイプ)、やめさせようとは思わず、ならば親の責任として、私たちの地域の給食で出される牛乳の汚染度は知っておかなくてはと思った。

もちろんずっと考えていたことで給食要望書提出の時から保健給食課長さんとも話題にしつつ、まだ決定的に動いていなかった。

このたび、複数の放射能測定室の内部の方から情報をいただき(牛乳に限定したことではなく、機器の精度のことなど)、やはり一度計測したいなあと思い、その準備段階。

今まで地域の多くの方がすでに電話している中央牛乳さんへ、初めて電話してみた。

 

結果、対応がとてもよかったので、ここで記します。

放射能の問題は、企業の姿勢が問われる。日本のどんな業界でも、危機感がないというのは、その時点でよくないと思う。

☆ここで書かせていただくと電話をする際のマナーとして、対立姿勢、批判姿勢を出してはいけない。自分の態度次第でお相手の対応は変化する。企業のみなさんも、多くの問い合わせにたいへんな思いをしているだろうし、お互い困っているという気持ちを共有して、お互いでがんばりましょう、というのが大切だと思う。

 

中央牛乳さんに問い合わせたのは、以下。とても誠実にご対応くださいました。簡略化して書いているけれど、お互いよい空気での電話と想像してください。

 

■放射能検査はしていますか?

→独自に行ったこともあるし、県で行ったこともある。結果は不検出。

■不検出の際の検出限界値は?

→0.1とか0.5とかそのくらい。
(*後日、別件で販売の方とお話した時は、「2月に検査して1ベクレル以下の検出限界値だった」と言っていて、数値があいまいなのは仕方がないとしても、その方もとても真摯な対応でした)

■原発事故後に、よそからの牛を受け入れましたか?(注:福島の乳牛や肉牛の移動がのちの思いがけない場所での放射能検出につながっているので)

→受け入れていない。

■他所の牛乳を混ぜたりしていますか?(注:大手の全国メーカーは、複数の県の牛乳を混ぜたりするので、それによって放射能が検出されたりする)

→うちはローカルメーカーで、地域の牛の乳だけを使っている。豊橋、田原が多くて、その他は入るとしても浜名湖辺りの乳。

■給食の牛乳と市販の赤いパックの牛乳とは違うのか?

→給食の牛乳は県からの指定で、厳密に愛知県産の牛乳。赤いパックは浜松の牛乳も入る。

■エサはどこのものですか?

→干し草も含め、外国の飼料。

■外国はどこですか?

→アメリカが多い。

 

*******

 

個人的には、対応してくださった方が、「牛乳」ではなく「乳」という単語を使っていることに、私は愛情を感じました。単純に業界用語的なものかもしれないけど、「地元の乳しか使ってない」とか聞くと、守ってくれてるようでうれしくなった。

その他の雑談ももちろんしたけれど(途中名前を聞かれたので、自分の名前も、私たちが行っている会の活動についても明らかにしつつ・・・豊橋市で始まった放射能測定については、すでに知ってくださっていた)、私が最後にお伝えしたのは、「これからもぜひ、ローカルメーカーとして、地域の牛乳を守ってください」ということ。そして「お互いに子どもを守れるように、がんばりましょう」ということ。

私はチェルノブイリの頃から活動している大先輩の女性からも「中央牛乳は良心的な会社だと思う」と聞いていて、厳しい放射能測定をしている業界の知人からも「豊橋の牛乳は大丈夫だと思う」と聞いている。

なので、信頼しています(信頼したいです)。

その上で、チェルノブイリの時も、あらゆる食品の汚染というのは、年月とともに変化していったので、どうしても定期的な検査は必要だと思います。感情ではなく数値重要。さらにその数値も信頼できるものでなければならない。

安心して暮らすために。信頼を続けるために、企業と消費者で協力し合いたい。

というわけで、この話題はまた、書けることは書いていきます。

 

全国的にも感じるけど、情報収集&情報公開は、第二段階に入っています。
つまり、表に出した方がよいものと、内輪にとどめた方がよいもの、あるいは、お金を出して検査した人の間でとどめるものと(情報をお金で買うということ。当然の流れ)・・・。
様々な影響を考えると、本当に難しいことなので、慎重に行っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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by hihararara | 2012-03-10 01:03 |
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